ハイトーンアッシュベージュカラー!
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。好きな四字熟語は「長澤まさみ」です。
ハイトーンなアッシュベージュカラーです。控えめに言っても、めちゃくちゃ綺麗です。柔らかな透明感カラーです。ええ。
というか、ちょっと、あの、聞いてほしいんですけどもね、ちょっとモヤっとした話をね、したいなぁなんて思うんですけどもね。
僕、マンションに住んでまして、24時間ゴミを出せるわけなんですが、そのゴミ捨て場が1階にありまして、エレベーター降りて、ちょっと出口と違う方向に行きパッと捨てて、いつも出掛けて行ったりするわけなんですね。ええ。
んでこの前ね、昼前くらいに、出かけよーって思って、出掛ける前にゴミでも捨てるかー、なんて言って、普通サイズの袋を1つ持って、エレベーター押して、待ってたんですね。ええ。
上の階からね、エレベーター来ましてね、先客が1人、乗っておられましてね。その方は、んー60歳くらいの、おば様でしてね、やや綺麗に着飾っているような雰囲気でしてね、まぁもちろん、気にも留めることなく、軽く会釈しながら普通に乗り込みましてね、まぁ、1階に降っていくわけですけどもね。
んで、そのおば様のね、手にはね、左手にカバン、そして、右手にね、ゴミ袋があったわけですよ。まぁ、僕と同じように、ゴミを捨てて出掛けるわけですよね。
んで、一階に着き、エレベーターが空くタイミングくらいかな?僕がね、言うわけですよ。
「ゴミ、捨ててきましょうか?」と。
まぁその、なんていうか、2人して捨てに行かなくてもね、どちらかが行けばいいといいますか。エレベーターが一緒で、ゴミ捨て場までまたずっと一緒ってのも、なんかこう、違うといいますか、逆に気まずいといいますか。まぁその、おば様ですし、おばあちゃんとまではいかないですが、労る心をね、持たねばー、なんて思いながら過ごしているわけでしてね。全然断られてもいいですし、代わりに捨ててもね、どっちでも良かったんで、言ったわけですよ。まぁ、おそらく「いえ、そんな!自分で捨てますから。」と人様に自分のゴミを捨ててもらうなんて図々しい、おこがましい、といった感じだろうなー、って思ってたらですね、予想のアレじゃなかったんですよね。
僕「ゴミ、捨ててきましょうか?
おば様「あら本当?助かるわ。」
おば様、そそくさと僕にゴミ袋を渡しエントランス出口の方に歩いていきました。
僕はね、鈴木雅之になりました。
なんかこう、2ラリーくらいあると思ったわけですよ。全然良いんですけど、本当に全然良いんですけど、1ラリー、もしくは2ラリーはあるじゃないですか。
「捨ててきましょうか」
「いえいえとんでもない、申し訳ないので」
「ついでなので」
「いやそれでも、、、」
「すぐそこなので」
「えっとじゃあ、ありがとうございます」
このくらいをね、予想してたわけですよね。
「最初は準備運動がてら軽くやろうかー」「そうだねー」とテニスのサーブを20%くらいの力でフワッと打ったら全力のリターンショットをサイドライン上に決められたような、そんな感じでした。
思ってたんと違う、とそう思いましてね。そんなあっさりしてるかな?しかも「捨ててきましょうか?」って言ってからの「あらそう?」の間、0.5秒くらいでしたからね。食い気味というか、被せ気味といいますか。「捨ててきましょうか」期待してたやん。みたいな。
なんかこう、全然良いんだけど、少しモヤっとする話でした。ps. ちゃんとゴミは捨てました。
すみません、僕の愚痴を書いてしまって。
柔らかなハイトーンカラー、アッシュベージュ、よかったら、ぜひ。