デジタルパーマ激しくかかって失敗された髪を超絶サラサラストレートに!

東京、新宿で美容師をしている楠本真澄です。もちろんお気づきかとは思いますが、漢字四文字変えると横浜流星になります。
今回は、ハイトーンカラーで既に傷んでいた髪にさらに細かく激しくデジタルパーマをかけたら失敗された状態の髪を、綺麗なストレートヘアにした施術をご紹介します。
デジタルパーマの失敗を改善する方法
薬剤施術における失敗は、薬剤施術にて改善する。蛇の道は蛇。これがわたしの考えであります。まぁわたし、蛇、大苦手なんですけどね。トリートメントやカットなどは薬剤施術には該当せず、改善するのは無理です。
トリートメントで直そうとする考えもわからなくはないですが、骨折した箇所に絆創膏を貼るようなもので、根本的な解決とは無縁となります。
今回の場合もそうで、細かく、そして激しくかかり散らかしたデジタルパーマを取り除くには、それはそれは盛大に薬剤施術を用いて根本的な解決をししっかり直さないといけないのです。
ご覧ください。ハイトーンカラーで既にダメージは最高潮であり、さらにあろうことか激しく細かくチリチリデジタルパーマをかけて失敗され瀕死状態の髪に。
お客様は、「こんなはずではなかった」と、落ち込んでるご様子でした。
旦那さんには「ハグリッド」となじられさらに落ち込んだそう。
わたしはそう語るお客様の傍ら、「”初期のハーマイオニー”でも良かったのではないか」と思ったのですが、口を慎むことにしました。
さて、これは本当に瀕死の状態なのであります。繰り返しのハイトーンカラー、縮毛矯正の履歴、さらにトドメのデジタルパーマ。普通ならば立ち直れないほどのダメージで、ゆっくり死を待つしかないのが現状。こんな瀕死の状態であれば、大門未知子も「わたし、失敗するかも」と狼狽えるし、ブラックジャックも「無免許なんで」と逃げ出すことでしょう。
しかし、わたしは違います。わたしは幾度となく、再生不可能と言われた難施術を成功させてきました。技術と経験、そして知識は類を見ないと自負しております。
毛先部分のダメージやカールに目が行きますが、根元には強いクセもあり、さらに内側はそれはそれは盛大に細かいパーマがかかっていて、それを取り除くのには強い薬剤が必要となります。
しかし、こちらの髪の中にはその薬剤に耐えられる体力が残っていません。しかし薬剤パワーを弱くすればカールは取り除かれずクセも残ったまま。
非常に難しい薬剤選定、そしてレシピが必要となり、針の穴に糸を通すようにドンピシャの作用を働かせないと、お客様の髪は消え果て空が割れ大地は歪み雷鳴が轟き海は荒れ第三次世界大戦の幕開けとなることでしょう。
全てはわたしの腕にかかることとなり、しかしわたしはあくまで冷静でした。
ご覧ください。この何事もなかったようなサラサラな髪を。
根元から毛先まで透き通るようなしなやかさと、そしてまとまりのある髪。
お客様はとても感動したご様子で、非常に満足しておられました。その勢いもあって「今日はエアフラフープしながら帰る」とおっしゃられ、腰を回しながら帰っていきました。
同じようなお悩みある方いましたら、お気軽にお問い合わせください。
パーマ失敗の直しストレートパーマに関しては、100%ご新規様であり、ゆえに当然履歴も髪質もわからないため、直せるかどうかは実際に見てみてから、そして施術してみないとわかりません。なのでご予約の連絡の段階で「直せますか?」というご質問はおやめください。