ブリーチハイライト毛にパーマかけて失敗しビビり毛になった状態からストレートヘアに
私は原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。昨日まいやんこと白石麻衣にボコボコにされる夢をみましたが、そこまで悪い気分にはなりませんでした。
今回は、ブリーチハイライトがたくさん入った髪にパーマをかけたら失敗し、さらにビビってテロテロになった状態から、髪質改善ストレートパーマを施しストレートに直した施術をご紹介致します。
ブリーチ毛にパーマはNGな理由
ブリーチというのは、毛髪に強い負荷をかけハイトーンに明るくするものですが、その代償として毛髪内の良質なタンパク質がびっくりするくらい流出します。結果それがダメージ、つまり傷みとなります。
パーマというのは、毛髪内のタンパク質に作用し、かかります。しかし、ブリーチした髪は先程言った通り、タンパク質が流出していて、パーマ剤が作用するタンパク質はほぼほぼ存在しません。
待ち合わせしたのに連絡なしにドタキャンされた、みたいな感じです。たぶん。
つまり、基本的にはブリーチ毛にパーマは作用しません。つまり、全然かかりません。
稀にかかる髪質もありますが、基本的にはかからないものです。
では、そんなブリーチ毛にパーマ液をかけたらどうなるのか。さらに、ロッドで巻いたらどうなるのか。
こうなります。
パーマ剤もかなり強い薬剤であり、死ぬほど負荷をかけます。もともと強い負荷をかけていたブリーチ毛に重ねてパーマ剤の負荷をかけると、毛髪というのは壊れます。
壊れて写真のようにジリジリと縮れてしまった状態、毛髪のことを「ビビり毛」と呼びます。
ビビり毛になってしまうと、直すのは至難の業です。諦めるレベルです。「諦めたらそこで試合終了ですよ」ことスラダンの安西先生も「これマジむり諦めよ」というレベルです。
ビビり毛を直す方法
こればかりは、僕をもってしても可能性は低く、お客様の髪質や状態にもよりますが40〜50%です。
今回のビビり毛は、ただ単にパーマの失敗ではなく、ブリーチ毛にかけてパーマをかけた。しかもおそらくそのパーマ液はとても強く、激しくビビってしまっている状態。
普通にパーマの失敗などは直せる可能性はグッと上がりますが、ビビってしまった髪は超難しい。ベリーディフィカルトである。
しかし今回、お客様のご要望もあり、施術させていただきました。
お客様は言いました。
「こんなふうになるなんて、、、もう、豆柴に踏まれて死にたい、、、」
僕は言いました。
「、、、、、、それだと、、、致命傷には、ならないかと。」
そう言いながら僕は必死に施術に励みました。
正直に言うと、直す方法は限りなく少なく、そしてそれを遂行出来る者もまた少ないでしょう。
今回さらに難しいのは、ビビり毛だけではなく、ブリーチハイライト以外のパーマ失敗部分も改善しなければなりません。
つまり、パーマを取らないといけないのですが、パーマを取り除くのにはそれなりのパワーが必要であり、そのパワーがさらに傷みを伴う可能性がじゅうぶんアリエル、あ、人魚になっちゃった、違くて、あり得るのだ。
ビビり毛とパーマを同時に改善出来なければならないのですが、この薬剤レシピというのは針の穴に糸を通すような繊細なレシピでなければならず、少しでもズレると、さらにビビりが増しもう立派に死ぬか、パーマが取れずにボサボサのままか。
僕自身もとても怖くなるくらい繊細な施術になりましたが、全くブラシを使わずにノンブローの状態で
ここまで直すことが出来ました。ただ乾かしただけなので、お客様ご自身で乾かしても大丈夫でしょう。
ビビり毛を直す方法ですが、結論、あるにはありますが、かなり難しいのでやってもらう人を厳選しましょう。とお答えします。
そして、一度ビビってしまった髪を直せる可能性、確率は、僕で5割前後くらいです。とても難しい技術になります。
同じようなお悩みある方いましたら、お気軽にお問い合わせください。