デジタルパーマ失敗を綺麗なストレートヘアに戻す方法!
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。歯磨きをしている時、力んで鼻の穴に歯ブラシを突き刺したことがあります。
今回は、盛大にデジタルパーマを失敗されたお客様の髪を、サラサラのストレートヘアに戻した施術をご紹介いたします。
デジタルパーマ失敗されたら
失敗された美容室や美容師へのいろいろな事柄は今回は割愛し、とにかく、髪をサラサラなストレートに戻すやり方を簡単にご紹介します。
まずは、こちらをご覧ください。
ええ、そうです。ボサボサでチリチリです。綺麗な髪、綺麗なカールとは程遠い状態です。
デジタルパーマをしたのが2日前ということもあり、カール自体は非常に強く残っていて、ダメージも相当なもの。
ここでまずよくある発想として「トリートメント」でツヤを出す、というものなのですが、トリートメントというのは薬剤とかではなく、強くかかったパーマを取り除くことは微塵も出来ず、ただただ質感が重たくなって終わり、という結果になってしまいます。
つまり、なにかしらの薬剤を再び作用させなければ復活はありえません。
僕は基本的に優しいストレートパーマを使用し、デジタルパーマを取り除きながら髪の質感も良くしサラサラにする、という手法を用いています。
激しく傷んだ髪に再び薬剤を作用させるのはとても心苦しいのですが、それをやらなければ光は見えて来ず世界から戦争もなくなりません。
再びストレートパーマ剤を使用するにあたり注意すべき点がいくつかあります。
- 強すぎる薬剤は使用しない
- ギリギリカールが取れるくらいの弱い薬剤を使用する
- でもカールはしっかり取り除けるパワーは必要
- 弱過ぎてもダメ、強過ぎてもダメ
- ダメージのグラデーションをとらえる
- 僕がダイエット中なのでラーメンの話はしない
- 持ちを良くするようにつとめる
- 犬はかわいい
以上のことをしっかりと頭に入れ、施術に入ります。
今回、とても難しい施術でしたが、このようになりました。
真っ直ぐなサラサラストレートヘアになりました。デジタルパーマを失敗されたなんて全くわかりませんし、僕がダイエット中ということもわからないでしょう。
デジタルパーマを失敗されたら、お気軽にお問い合わせください。