ブリーチした髪にパーマかけて失敗された髪をサラサラストレートに

東京、新宿で美容師をしている楠本真澄です。下から読んでも楠本真澄です。
今回は、ブリーチしている髪にパーマをかけたら失敗され、テロテロジリジリになった状態から髪質改善ストレートパーマを施しストレートに直した施術をご紹介致します。
ブリーチ毛にパーマはNG
ブリーチというのは髪に強い負荷をかけハイトーンに明るくするものですが、その代償として毛髪内のタンパク質がびっくりするくらい流出します。結果それがダメージとなり、傷みます。
パーマというのは、毛髪内のタンパク質に作用してかかります。しかし、ブリーチした髪は先ほど記載した通りタンパク質が流出しているのでパーマ剤が作用するタンパク質が存在しない、または少なくなっています。
つまり、ブリーチ毛にパーマは作用しない、ということになり、とにかく全然かかりません。
もし、そんなブリーチ毛にパーマ液をかけたらどうなるのか。さらに、ロッドで巻いたらどうなるのか。
こうなります。
お客様は2年前に全頭ブリーチをしており、そのブリーチ毛は上記写真の明るくなっているところです。ジリジリとした「ビビり毛」となっています。
ビビり毛になってしまうと、直すのは至難の業です。諦めるレベルです。「諦めたらそこで試合終了ですよ」でおなじみスラダンの安西先生も「これマジむり諦めなさい」というレベルです。
普通にパーマの失敗などは直せる可能性はグッと上がりますが、ブリーチ毛となると話は別で、ビビってしまった髪は超難しくてベリーディフィカルトなのです。
しかし、こんな状態では街を歩けません。
お客様は言いました。
「もう、ペキニーズに踏まれて死にたい」
僕は言いました。
「致命傷には、ならないかと」
そうこう言っているうちに、完成しました。(カラーもしました)
素晴らしい仕上がりにお客様は大変よろこんでおられ、最後はトリプルアクセルをしながら帰っていきました。
同じようなお悩みある方いましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。