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【超グレー】ブリーチなしでマットグレーカラーに染める方法!

わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。好きな四字熟語は「都道府県」です。
今回は、グレーが輝くカラー、マットグレーカラーをブリーチなしで染めたスタイルをご紹介します。また、染まりやすい髪質、似合うお肌の色、染め方なども記述してますのでぜひご覧ください。

目次

マットグレーカラーって何色なの?

マットとは、緑。グレーとは、灰色。つまり、緑がかった灰色、というイメージになります。強く寒色系に寄ったカラーであり、赤みやブラウンなどを一切感じさせないカラーなのです。
ヘアカラーの世界では、グレーは濃い灰色のイメージになり、明るい灰色はシルバーと呼ぶことが多く、今回ご紹介するカラーはグレー、つまり濃い灰色になり、そこにマットが入ります。マットは、赤みを消してくれる色味として素晴らしい役割を果たします。

グレーというのは「無彩色」と呼ばれ色素が無い色になるので、ブリーチなしでは発色は難しいとされています。しかし、マットと掛け合わせるととても濃いグレーが表現でき、ブリーチなしでも赤みが一切ない美しいカラーに染めることが出来るのです。

ブリーチなしで染めたマットグレーカラースタイル

こちらは僕が実際に染めたマットグレーです。明るさは7.5レベルを想定してレシピを考えました。

  • 巻いてないストレートのスタイル

8レベルですが、色を濃く設定しておりますので、やや暗めに見えます。また、寒色系というのは色味は暗く見える傾向にあります。

しかし、

このように光に照らすと、圧倒的過ぎる透明感があり光輝く髪色を実現しております。僕はこのスタイルを写真に収めた時、あまりの美しさにお尻が2つに割れてしまいました。

とてもグレーが強く、ブリーチしていないのに信じられないくらい透明感がありますね。

  • アイロンで巻いたスタイル

コテでふわっと巻くと、さらに透明感が増します。もはや見えないレベルです。寒色系カラーにコテ巻きスタイルという組み合わせは、鬼に金棒、白米に明太子、クロちゃんに水曜日のダウンタウンくらい素晴らしい組み合わせになります。

染まりやすい髪質は?

マットを濃くすると基本どんな髪質でも可能ですが、より美しいマットグレーカラーを表現しやすいのは、細くて柔らかい髪質になります。細い髪質の方はもともと赤みが少なめであり、アッシュ系、寒色系に寄せやすい髪質になっております。しかし、赤みが強い方でも数回寒色系に染め続けると簡単に染まることでしょう。

似合う肌の色は?

このマットグレーカラーは、イエローベース、ブルーベースの方どちらとも似合う傾向にあります。明るさにもよりますが、今回ご紹介した8レベルくらいの明るさですと、肌の色はより白く見え、透き通ったような肌になっていると実感できます。

今回染めた塗り方、レシピ

今回は特別に、僕のレシピをご紹介します。染める前のお客様の髪の明るさは9レベルくらいでした。根本新生部は1センチ伸びている状態で、

  • 根本
    6BA:6BG 1:1
  • 中間毛先
    A7p:A6p:MT7p:8Green 2:1:1:2

置き時間12分 (使用カラー剤→アソートアリア、プロマスター)

根本を塗布後時間差なしで中間のみを塗布し、最後に毛先を塗布。毛先を最後に塗布するのは、毛先の方がダメージしているからである。寒色系はダメージ部に深く色が入ってしまう傾向にあり暗く見える可能性がある。最後に塗布し色が入りすぎてしまう前に流す。

動画で見たい方はこちら

僕が実際にブリーチなしでマットグレーに染めている染め方、レシピ、塗布の仕方などについて詳しく解説しておりますので、こちらも併せてご覧ください。

他にもたくさんのブリーチなしアッシュ系カラーをご紹介してますので、こちらからぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCjeteiRKioNNjMZ8iIo3e1Q

まとめ

グレー強めのマットグレーカラーはいかがでしたでしょうか?マットを入れると赤みは消せるしグレーを際立たせるしでとても重宝する色味です。赤みが嫌いな方、ブリーチなしでアッシュ系、寒色系にしたい方におすすめしたいカラーです。よかったらぜひ、ご参考くださいませ。

僕にこの色にしてもらいたい!という天才の方がいましたらお気軽にご予約ください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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