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パーマ失敗してソバージュのようになった髪をストレートに直すよ!

わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。どちらかと言うと、死ぬほど撫で肩です。

今日もまた僕は、美しい髪を実現させることに成功しました。

女性の髪は命です。キリンさんでいう首、ゾウさんでいう鼻、カップラーメンでいうお湯、がそれにあたります。

髪が美しくなければいけない、というわけではありません。髪が美しくなくても、人は生きていけます。しかし、美しいか美しくないかでいうと間違いなく美しいほうがいいし、どちらかというと争いはないほうが絶対いいし、からあげを食べる前には野菜を食べたほうがいい。血糖値よ、下がれ。

僕は、髪を美しくすることが好きだ。綿密に計算されたレシピで、ドンピシャの施術を行い、綺麗にすることが好きだ。なんというか、快感なのだ。お風呂上がりに飲むビールよりも、もしかしたら快感なのかもしれない。オムライスの上にケチャップで上手に「うんちぃ」と書けた時よりも、快感は勝るだろう。

 

そう、僕は、好きなのだ。

 

 

 

 

 

ビールが。

 

 

 

 

 

もとい。

 

まずはこちらをご覧ください。

根本から毛先まで、ソバージュである。なんていうか、ソバージュである。ちなみに僕は、蕎麦が大好きだ。十割蕎麦が、大好きだ。

デジタルパーマをかけたらしく、根本などには強いクセもある。これは、非常に難しい施術になるだろう、と直感した。

僕は、このようなパーマやデジタルパーマの失敗を直すプロ中のプロだ。そろばんでいうと、間違いなく3級だろう。

しかし、この僕をもっても、今回は難しい。非常にディフィカルトだと、英語を交えながら思った。

まず何が問題って、得意ではない英語でディフィカルトと言ってしまうところだ。この時点で、いつも以上に繊細な施術になることはわかっていた。

強くうねるクセ、そして、激しく蕎麦打ってる、違う、波打ってるデジタルパーマ部分。完璧な塗り分けと、完璧な薬剤レシピ、そして、完璧なトークが求められる施術。

残念ながら完璧なトークは滑舌の問題ですぐにダメになったが、塗り分けと薬剤レシピは、ハマってくれたようだ。

こちらが、仕上がりである。

なんということでしょう。ソバージュのかけらもない。これで、思う存分十割蕎麦を嗜めることだろう。

デジタルパーマをしている時点で、相当な負荷、ダメージが髪に蓄積しています。髪に蓄積されたダメージというのは、HUNTER×HUNTERのグリードアイランドに出てくるSSカード「大天使の息吹」のように、全てのダメージを治癒に完全に治してくれるようなことは、まずない。ダメージ、つまり傷みは、なにをどうやっても、治癒ということはない。

僕が今回した施術は、髪をさらに傷ませるような薬剤を使用しています。しかし、上手く作用すれば、まるで治癒したかのような見た目、手触り、持ち、が実現出来るのです。

治すというものではなく、直す、という修理のような意味合い。

それこそが、世界平和に繋がる第一歩であり、SDGsであり、アベノミクスである。

同じようなお悩みの方いましたら、ぜひ。

 

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