ブリーチ×スパイラルパーマ履歴の髪を真っ直ぐに直す方法
東京都内でフリーで美容師をしてる楠本真澄です。自分の顔の大きさに泣いてしまうことがあります。
ブリーチをしていて、さらにスパイラルパーマをしている、、、という状態を、あなたはどう思うだろうか?
100人いたら104人はまず、「相当傷んでいそう」と思うはずだろう。
その予想はやはり的中しており、傷んでいないはずはないのだ。
今回は、ブリーチをし、さらにスパイラルパーマをかけ傷みに傷みを重ねた髪の状態から、奇跡の生還、つまりサラサラストレートに戻した施術をご紹介いたします。ぜひ、耳の穴かっぽじってよくお聞きください。
優しいストレートパーマでパーマを落としさらに髪質を改善させる
ブリーチしているいないに関わらず、パーマを落とす術はあらたにストレートパーマをかける以外ありません。トリートメントなどでパーマが落ちることはなく、たとえ落ちたように見えても基本的なところでは落ちておらず、次第にパーマが復活することになるでしょう。
パーマなどの薬剤施術に対して、良い改善をしたいのであればやはり薬剤施術が最適なのである。もちろん、今あなたが思っているように、「それって、、、さらに傷むんじゃない?わたし、それが心配、、、不安で朝も起きれないわ、、、」と思うことでしょうが、それを言うなら夜も眠れない、ですね。
しかし、薬剤を使用しないとパーマは落ちません。自然に落ちることもあるでしょうが、それはとても時間がかかりますし、時間がかかることもあるでしょう。
こちらをご覧ください。
なんということでしょう。とても細かい。嗚呼、細かい。スパイラルパーマ、細かい。「好きな音楽?ボサノバに決まってるじゃない」と言わないと許されないくらい細かいスパイラルパーマがかかっています。さらに、明るくなっている根元付近から毛先にかけては、ブリーチをしています。結構追い詰められている状態です。バスケでいうと残り4分で20点差がついているくらい、追い詰められております。
ブリーチのダメージは計り知れず、さらにそこに複雑で強いスパイラルパーマなので、ダメージはもちろん、構造的にもとても複雑になっており、ワンピースの空島以上に複雑です。
パーマを取り除き真っ直ぐにするには薬剤が必要と先程申しましたが、それはその薬剤のパワーに耐えられる体力が髪自体に残っていることが前提となります。今回の場合は、とてもそんな体力は残っておらずデコピンで生き絶えるくらい瀕死状態であり、「なにもしないのが最善である」という結論に至るのが普通です。
しかし、しかしなのだ。お客様は、パーマを取り除き真っ直ぐにしたいと願っている。そんな人を前に「無理ィイイ」とは言えない。口が裂けてもお尻が割れても言えない。
なにかを少しでも間違えたらさらに傷みパーマは取り除かれず空が裂け大地は割れ暗黒の世界に迷いこむことは確実。
これ以上ダメージはさせずにパーマを完全に取り除き、さらに髪質を改善させサラサラのストレートに戻す、、、一歩間違えればさらに傷み爆発し世界が滅ぶという綱渡りのような繊細な施術を、僕はやってのけました。
パーマなんてかけていなかったかのような、圧倒的な仕上がり。こちら、本当に軽くブローしただけの仕上がりになります。つまり、ご自身で乾かされてもこのようになるということ。
これがビフォア。この状態から、
この状態へ。
今年のグラミー賞は僕で決まりですね。
ブリーチしてさらにスパイラルパーマをかけた髪の状態から真っ直ぐに戻すのは至難の業です。僕をもってしてもどんな状態からも真っ直ぐに戻せるかと言ったら、答えはノーになります。しかし、もし任せていただけるのであれば全裸で、いや、全力で施術させていただきます。
よかったらぜひ、お越し下さいませ。