縮毛矯正の失敗?クセと痛みで広がりまくっている髪をサラサラのストレートへ。
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。「横顔がレオナルドディカプリオみたいだね。」と言われたことが、一度たりともありません。
今回は、「縮毛矯正かけたけどなぜかメチャクチャ痛んだしクセも伸びてないし手櫛も通らないしどうなってんねんこれェェエエ!!!」と悲痛の叫びをあげているお客様を施術させていただきましたのでご紹介します。
まずはこちらをご覧ください。
お分かりでしょうか。このジリジリのボサボサ感。
特に注意すべきところが、「根本から中間にかけて」ジリジリのボサボサで、とても痛んでいるのです。
通常の痛み、ダメージだと、毛先になるにつれて増して行くのが普通なのですが、今回の場合、縮毛矯正を失敗されこのように根本から中間にかけて痛んでいるのです。
これは厄介です。とても厄介です。
根本から痛んでいるなんて、辛過ぎる。入社初日に2時間半遅刻するくらい、辛過ぎる。
しかも、縮毛矯正をしたはずなのにクセが全く伸びていないのである。
僕は、唖然とした。同時に、どうするか悩んだ。
僕の思考はこうだ。
根本から痛んでいる→これ以上痛んでしまうと千切れる可能性すらある→しかしクセが存在している→クセを取り除くには薬剤を塗布しなければならない→しかもかなりのパワーのある薬剤をだ→てかオリンピックどうすんだろ→痛みに対してもクセに対してもベストな薬剤を選定しなければならない→それはかなり難しく少しでも間違うと痛み増しクセも伸びないという結果になる→それだけは避けなければ→そういえば渡部元気かな?→僕は自分のことを信じ、施術に取り組んだ。
こんな感じです。
僕は、リスクを承知で、施術をした。
しかし、僕は今まで、たくさんの経験をしてきた。
痛んだ髪を蘇らせてきたし、とんでもないクセも伸ばしてきた。朝まで飲んだこともあるし、そのせいで記憶がなくなり、気付いたらチュッパチャップスが何本も刺さったまとまった木みたいなやつが家にあったこともあった。
様々な経験をして、僕は成長したのだ。
それを発揮し、施術を行った。
そして、素晴らしい景色が見えた。
なんて、こったい。
このツヤとまとまり。
お客様は喜びのあまり、「今日はバク転しながら帰る。」とおっしゃっておりました。
縮毛矯正の失敗などはなかなか直せないこともありますが、なんとか、無事綺麗になってよかったです。
よかったら、ご参考くださいませ。