ブリーチなしの明るめマットグレージュカラーが素敵。
今回は圧倒的な透明感と色の強さを表現したマットグレージュカラーをご紹介致します。明るめなのにブリーチなしで染めれるし魅力たっぷりプリプリポリポリジェノベーゼカラーですので、ぜひご参考ください。
ブリーチなしのマットグレージュなハイトーンカラー。
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。僕が傘を持つ時、それは、天気予報で雨が降る予報がでた時と、雨がもう降っている時と、雨が降っていたけど、もう止んで、持って帰る時だ。
今回のマットグレージュカラーは、一言でいうと、かなり透明感があって明るめなのにブリーチなしで出来て透け感もある。なのに、色味自体は強く発色しており赤みが一切ないTHEアッシュなカラー、なのだ。
こちらをご覧ください。
なんて、こったい。素晴らしい。あまりの素晴らしきカラーを目の当たりにしたあなたは、興奮のあまり近くのバスケットコートに走りダンクシュートを決めに行ったんじゃありませんか?しかし、やはり、ダンクシュートはゴールが高過ぎて届かない。そうして落ち込んでうなだれているあなたに、僕はこう言いたい。「落ち着こう」
なぜ、僕がこんな風に、ブリーチなしでも綺麗なアッシュやグレージュを発色出来るのか。あなたはポテチを食べながら2秒間、そう思っただろう。
その疑問に答えるならば、あの話をしなくてはならない。
あれはそう、もう何年も前の、1週間前のこと。僕は、カレーを食べたかった。その時の僕のカレーの食べたさは、インド人をも凌ぐ勢いだった。
あぁカレーが食べたい。カレーを食べなければ、命を落とすかもしれない。そんなことを思いながら、街を彷徨った僕に飛び込んできた店があった。
正真正銘の、カレー屋さんだった。しかも、僕が求めていた、カレー屋さんだった。
店自体は小さく、カウンター10席くらいに、テーブル席2つ。メニューはカレーのみで、店の外には今日のカレーの種類が黒板に手書きで記されており、店の周りはカレーの美味しそうな匂いに冒されていた。
まとめると、こじんまりとした昭和の雰囲気漂う隠れ家的な本物のカレー屋さん。
僕は思った。「なんて、こったい。」と。
求めてた。これを求めてたんだ。真夏のサッカーの試合の合間に飲むキンッキンッに冷えたスポーツドリンクと同じくらいの、求めてたさ。
店に入りカウンターに腰掛け、店内を見渡す。おそらく夫婦だろうか、調理はおじさん、ホールはおばさんがやっていた。素晴らしい雰囲気だ。そう思った僕は、メニューを見る。どんなカレーがあるのかと、、、、ん?
なるほど。なんということだ。
ここは、激辛カレー屋さんなのか。
なるほど。唐辛子マークが、いちにーさんしーご、、、、ふぁ。
僕は、辛いのがダメだ。餃子のタレにも、ラー油をかけない。辛くて。
店、盛大に間違えた。しかし、もう目の前にはお冷とサラダが運ばれてきている。万事休すか、、、と思ったら、なんと、辛くないカレーが、一品だけあるではないか。僕は、それを頼んだ。辛くないカレーだったら、大丈夫。辛くないカレーにも唐辛子マークが一つあるが、まぁ、大丈夫だろう。
そして、食べてみた。
あん、これ、かっらい。
辛いよ、これぇ。辛くないカレーは辛かった。でも、それでも、そのカレーは、かなり、とても美味しかったのだ。
その経験を活かし、僕はブリーチなしのマットグレージュカラーを染めている。
よかったら、ぜひ。