パーマのかかり過ぎによる失敗と強いクセをサラサラに直しました。
どうも、盛大にパーマを失敗されたみなさん。傷心中であることは置いといて、いかにそれを直すか、改善するか、処置をするか考えましょう。今回、傷付いたあなたの心にそっと射し込む光のような技術をご紹介しますので、目ん玉飛び出して横になりながらご覧ください。
パーマのかかり過ぎによりチリチリのゴワゴワになった髪を綺麗なストレートに髪質改善!
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。最近ハマっていることは、空気中の酸素を身体に取り込み二酸化炭素に変えることです。
さて、これをご覧になっているあなたは、もしかしたら今、パーマを失敗されボサボサのチリチリのゴワゴワのジリジリの広がりまくった髪になり泣きながらGoogleで解決策はないか、と焦りながら検索をかけたのではないでしょうか。
だとしたら、このページにきたことは正解ということになります。
どのような状況か一人一人必ず違うのでなんとも言えませんが、これだけは、言えます。
「直せる可能性は、ある。」
てへっ。かっこつけちゃった。
申し訳ありませんでした。
くだらないくだりは置いといて、今回、僕の元に1人のお客様が初めてお見えになりました。
状況を説明すると、
- 縮毛矯正の履歴がある。(約1年前)
- そして、数日前、パーマをかける。
- かかり過ぎた。
- 乾かすと、かなりのボサボサ、チリチリ。
- 濡れているときはクルックル。
- 割と根元付近からかかりまくっちゃってる。
- 根元にはクセがある。
- 濡れているときの髪がテロンテロンになっててグニャグニャしてるようになっている。
- カラーは定期的にしている。
- ポメラニアンが可愛い。
- ちゃんとした男性にモテたい。
ということでした。
とにかく、今の段階で直せる直せない関係なく、パーマの失敗や縮毛矯正の失敗、その他の施術の失敗において言えることは、一度傷んだ髪は蘇ることはない、ということ。
なので、これから行う僕の技術は髪を蘇らせているわけではなく、薬剤を使い髪の中、表面の構造を変え、綺麗に見せる、というものです。薬剤を使用するので痛みは必ず伴います。しかし、見た目や手触りはとてもサラサラで綺麗です。
というのを踏まえ、こちらをご覧ください。
こちらが、パーマを失敗されサロンにいらっしゃった時の状態。
もうね、心の中では「ああぁぁぁあんもぉおお。」ってなってました。
でもね、僕は、その道のプロです。プロフェッショナルです。プロトコルです。トコロテンです。
こんなパーマの失敗なんて、サッとやってパッとやってスッていう感じです。
まず、シャンプーしました。
なるほど、と。へぇ〜、と。ふむふむ、と。
「思った以上に、パーマ強くかかっとるやん?」
なんて、こったい。
なんていうか、むずいなこれ。
この状態と薬剤の関係をまとめると、
- 根元付近は強いクセが存在する。
- 中間はパーマが強くかかっている。
- 毛先はパーマがもっと強くかかっており、痛み具合もハンパない。ヤヴァイ。
根元は、強いクセを取り除くためパワーのあるストレート剤を使用する。それはそうなのだが、その後が問題。
まず、パーマを取り除くためには、ある程度パワーが必要になります。弱っちい薬剤を使用してもパーマは落ちず何も変わらないし無駄に痛むだけ。
そして、中間から毛先の痛み具合が、そのパワーに耐えられない状態にある。
つまり、パーマを取り除くパワーを保ちつつ毛先の状態を維持させる、というまぁ難しいところになってきました。
なぜ毛先が痛みちらかしているかというと、縮毛矯正をしている髪におそらく強いパーマ剤と細いロッドで巻いたパーマのせいだろう。ほんとばかたれさん。
とにかく、中間から毛先にかけての薬剤選定、レシピはかなりキャビア、間違えた、シビアな問題で、少しでも判断を誤ると、パーマが取れずにゴワゴワのままか、もしくは傷みまくってもっとチリチリになるかのどっちかです。
ほんまにこれはなんていうか、難しい。この難しさだけでビール5杯はいける。
まぁとにかく、いろいろゴタゴタ言っちゃいましたが、僕はこの道の風呂、間違えた、プロなので、朝飯前です。
こちらをご覧ください。
いかがでしょうか?
サラサラのストレートになりました。ツヤもありますね。
仕上げの際、ブラシを使ったブロー、アイロンは使用せず、手で乾かしたのみになります。
お客様は、とても喜んでおられ、喜びのあまりバク転をしながら帰って行きました。良かった良かった。
最後に、、、どんな状態からでも直せるとは限りません。僕も即効で白旗を挙げる場合もあります。
しかし、直せる範囲内で依頼されたら、もちろん精一杯施術させていただきます。
てへ。