パーマ失敗したら、わたくしまで
わたくし、東京新宿でフリーの美容師をしている楠本真澄です。「考えてるように見えて何も考えていない奴ランキング」で常にトップ3に入ってます。
世の中、いいことばかりじゃないですよね。「毎朝のアイロンがいらなくなる〜」と思ってパーマをかけたら爆発した、なんて話があるんですからね。お金を払って変になるってコントかよ、ってなってしまいますからね。ええ。しかし、現実にそのようなことは、多々あります。
パーマをかけた日に戻りたい。あの日に戻って、美容室に行く私の前に立ちはだかり、「パーマをかけても楽になることはない!むしろ失敗されてさらに悲惨になるのだぁあー!」と平手打ちをしたい。
しかし、そんなことは出来ないし、パーマをかける前の私は「そんなこと、あるわけないじゃないか。何を言っているのだ、君は。ところで、髪の毛爆発してるぞ。」と聞く耳を持たないだろう。
なので、出来るのは過去を悔いるのではなく、どうすれば髪を綺麗に出来るかだ。そしてその力に、僕はなれる。
いかがだろうか。この「踊ってるタコ」をイメージしたかのようなスタイルは。もちろんこれはタコさんではなく、髪の毛だ。デジピュアなるわけのわからんパーマをかけたらしいのですが、ようはデジパです。どこがピュアなのかはわかりません。
これを、僕の技術でタコから髪の毛へと変身させます。
ちなみに、このような技術はかなり高難度技術になります。歴が浅い、または知識や技術力が乏しいかもしれない、と分かったら施術は行わないでください。さらに悪くなり、さらに爆発し、周りも燃えるかもしれません。
薬剤選定、配合はもちろんのこと、部分部分によって薬剤を変えたり、塗布する順番を工夫したり、どのくらい時間を置くのか、適材適所で高難度の技術が必要不可欠になります。
髪はすでに痛んでおります。これ以上痛ませれば、命はありません。しかしパーマ自体もしっかり除去しなければ意味がありませんので、狂いが許されないドンピシャのレシピ、そして塗布が試されます。まさに綱渡り。一歩でもなにかを間違えればジ・エンド。お客様をさらに悲しみの淵に追い込み、最終的にお尻がふたつに割れることだってあるだろう。
慎重かつ大胆に。スピーディかつ丁寧に。
超サラサラのストレートヘアに生まれ変わりました。
お客様は言いました。「元の、何もしていない髪よりも綺麗になりました」
僕はそれについて、答えました。
「あなたの毎日が、エブリデイに」
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