ブリーチによるムラを改善!再ブリーチなしで染めてみよう!
東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。好きな四字熟語は「石原さとみ」です。
今回、ムラが存在する髪を綺麗なミルクティー系にしてみましたのでご紹介します。
ブリーチ後のムラは、ブリーチ時のムラによる原因がほとんど
基本的に、ブリーチをする際、ブリーチによるムラが存在すると後からカラーを被せてもムラは存在し続けます。
たとえダーク系に染めて一見ムラが認識出来なくても、色落ち後にムラが顕著に現れます。
では、ブリーチによるムラが存在する場合、再びブリーチすれば直るのか。答えは「オーイエス」。
ブリーチによるムラはブリーチで直そう。餅は餅屋。蛇の道は蛇に聞く。リアクション芸は出川さんに任せる。
しかし、しかしなのだ。ブリーチをしている場合、当たり前だがかなりのダメージを負っている。これはとてもシビアな問題で、再びブリーチするとなるとさらにダメージし、髪の毛が切れてしまう、ちぎれてしまう可能性も充分あります。ちぎれたらそれはもう悲惨そのものなので、それは避けたい。
今回の場合、他店にてブリーチを行いムラになってしまったと来店されたお客様ですが、かなりのダメージを負っており、ところどころちぎれていました。僕はかける言葉も見つからず、とりあえず「毎日がエブリデイ」とだけ言い、お客様のご要望に応えることだけを考えました。
ダメージはもうさせなたくない。必然的にブリーチはしないワンプロセスカラー。髪自体は、毛先部分がブリーチが甘く、根本付近はかなり抜けている。聞くと計4回のブリーチをしているとのこと。つまり、これ以上ブリーチするとそれはジ・エンドということになり、もしブリーチしようもんなら地球が終わるかもしれません。てか最近地震多いよね。
そんなこんなで、なるべく良い色に、ナイスな可愛い色にしていきます。
お客様のご要望はなるべく明るめ。そう、それはつまり、ディフィカルト。暗くするならばムラを誤魔化せるのですが、明るくなればなるほどそれはディフィカルトで難しくなります。
しかし僕はその道のプロ。プロの中のプロ。だてに毎日ワインを飲んでいるわけではありません。
素晴らしい色に、なりました。
やはり毛先はやや甘いですが、お客様は大変喜んでおられ、帰る際、バレリーナのステップをしながら帰っていきました。
ブリーチのムラを全て直せるわけではありませんが、良かったらご参考くださいませ。