パーマ落とし!それは僕がとても得意な施術なのさ

東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。何故か外国人によく喋りかけられます。
今回は過去に激しいスパイラルパーマをかけていたけど傷みとまとまりがなくなりスーパー扱いづらくなったので真っ直ぐにしたいぜ!オーイエス!という施術をご紹介致します。
まずは簡単にこちらをご覧ください。
ふむふむ。なるほど。過去に激しいスパイラルパーマをかけていたと前情報で伺っておりましたが、見た感じ僕の敵ではありません。イージーイージー。あーやってこうやって、エクスペクトパトローナム、でツヤツヤストレートになることでしょう。
しかし、話を伺っていると「これ、ストレートアイロンでめちゃくちゃに伸ばしてます」と。
おやおや。それは失礼。なるほろ。いや、なるほど。んじゃまぁー1回シャンプーしてみましょうね。それで水素結合を切りましょう。そしたらアイロンのアレとかなくなるから。ええ。
そしてシャンプー後。
これはね、てーへんだ。大変と書いててーへんだ。濡れてる段階でこれだと、このまま乾かしたらきっとボンバーになる。ボヘミアンになる。
さらに詳しく話を聞くと2回、そう2回激しくスパイラルをかけているとのこと。なるほろ、、、ど。
見た目ではわかりにくいですが、ダメージはほぼ限界を突破しております。ラージヒルでいう余裕でK点超えです。
慎重に薬剤を選ばなければ、どちらかのクビが飛ぶことでしょう。僕は考えに考えた。しかし、ある映画でこんな言葉があることを思い出した。
ドントシンク。フィールィット。
考えるな。感じろ。
僕は天を見上げ、考えるのをやめた。気がついたら全裸だったが、どうってこたぁない。感じるままに、薬剤を選んだ。服を着て、施術に取り掛かった。
ドントシンク。フィールィット。
僕はこの言葉を胸に、神経を研ぎ澄ました。空を羽ばたく鳥の羽の音、吹き荒れる風の音、ビールの缶を開ける音、全てが聞こえてきた。僕は水を得た魚のように施術をした。実際に時々跳ねてみせた。
そして、
さっきまでのうねりが嘘のように、真っ直ぐでしなやかなツヤが生まれた。
お客様は言った。
「これはノーベル文学賞に選ばれるかもしれません」
僕は答えた。
「それな」
パーマ落とし、よかったら、ぜひお任せください。