ブリーチしないでハイトーンスモーキーアッシュカラーに。
晴れ渡る空。強過ぎず、しかし弱過ぎない冷たい風。かすかに聞こえる、冬の足音。そして、ハイトーンなスモーキーアッシュカラー。
なんていうか、それな。
今日はブリーチなしで染めた明るめのスモーキーアッシュカラーを紹介致します。冬だけど、明るくいたい。。。そんなあなたにとって最良で最高、そして、最良で最高なカラーとなっております。
ブリーチなしのハイトーンなスモーキーアッシュカラー!
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。飲食店とかで「すみませ〜ん」と店員さんを呼ぶとき、声が届いてないタイプです。
今日の髪色は、ズバリ、スモーキーアッシュです。そして、明るさは、超明るめです。
勘が働く方はもうお気づきかと思いますが、この「スモーキーアッシュ×明るめ」という方程式は、今日のセンター試験でも出題されるほど難解な方程式なのだが、式の途中で「x」「y」「ストロングゼロ」を組み合わせると、答えは出る。そしてそれは、「スーパー素敵」となる。
そう。それはつまり、意味がわからない、ということだ。
ブリーチしないで明るめのアッシュというのは、実はなかなかハードルの高い技術になります。ブリーチを施し赤みを取り除きたいところを、それを行わずにするため、どうしても赤みが出てくる。暗めだとそれを覆い隠すイメージで消せるのだが、明るめはそれが出来ない。赤みがダイレクトに影響し、アッシュにしても普通の茶色になりがちだ。
しかし、僕は、その赤みを、消すのだ。マジックのように、消すのだ。そんな完璧なマジックが出来るのは僕かMr.マリックかくらいだ。
あれ、なんだっけ。決め台詞みたいな。マリックさんの。「ハンドパワー」だっけ。ドヤ顔で。
では、僕も考えよう。
そうだな、、、。
「倍返しだ」
やばい。これにしよう。
ということで、こちらをご覧ください。
見て下さい。この、透き通るようなアッシュを。
明るくいながら、この色味の強さ。まるで、アスファルトに咲いた花のような、スモーキーアッシュ。
僕は、この綺麗過ぎる髪色を前にして動揺を隠せず、気付いたら涙を流しながらエアバタフライをしていました。
我に返った僕は、「今のは全力で忘れてください」とだけ言い残し、アイロンでフワッと巻きました。
なんということでしょう。こんなに美しい景色は、アラスカのオーロラかこれかくらいです。
冷静さを取り戻した僕ですが、あまりの美しさと素晴らしい透明感のあまり、我を忘れ気付いたら裸になって正座をして将棋を指していました。
こんな感じが好きな方は、ぜひ。