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黒髪からブリーチなしでちょいピンク入りスモーキーアッシュ!

今日は黒髪からブリーチしないで一回のカラーリングで染めたややピンク入りスモーキーアッシュをご紹介致します。ポイントはもちろん、ややピンクが入っているところです。ほんのりピンクがいいのです。エロい意味ではありません。

黒髪からスモーキーピンクアッシュにブリーチなしで。

わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。ボーダーを着ると囚人みたいになるのが悩みです。

さて、スモーキーピンクアッシュのご紹介です。

長ったらしい横文字ですが、この中に入ってるピンクは、冒頭でも触れたように、ほんのり香るくらいしか配合していません。オムライスでいうパセリです。

これがなぜなのか、を説明していきます。

まず、今回のお客様の、ビフォアの状態。

  • 染めたことが全くない黒髪
  • 2ヶ月前に縮毛矯正を施術済み
  • 髪がやや太く、多毛
  • 好きな人が留学中
  • 会えない
  • 寂しい
  • でも連絡を取るンゴ
  • 帰ってくるまで待つンゴ

という状態でした。

そして、したい髪色、明るさは、

やや明るめの、ピンクアッシュカラー。

なるほど、と。

任せなさい、と。

しかし、今回は、重要なポイントが8つあります。

黒髪からのカラーリングということ、そしてもう一つは、縮毛矯正をしていること。

黒髪というのは、髪の中にびっくりするくらい赤みがマックスで詰まっている状態。そこに、ピンクアッシュだからと言ってアホみたいにピンクを入れると、髪の中に存在する赤みとマブダチになり結果普通の茶色になりアッシュの要素なんて、皆無である。スーパー皆無だ。

例えば、すでに明るくなっている髪の状態だと、髪の中の赤みはある程度削らているため、アッシュにピンクを多少混ぜても、綺麗に発色してくれる。

つまり何が言いたいのかというと、基本的に、黒髪からと明るい髪からのカラーレシピは、全く異なる配合になる、ということがいえます。

今回、黒髪からのカラーですので、大まかなカラーレシピとしては、髪の中に存在する赤み達を抹殺しながらアッシュを入れスモーキーな質感を与える、ということだ。それプラス、ちょっとしたスパイスとして、ほんの少しだけピンクを混ぜほんのり香らせる。いわば、カレーでいう福神漬け、中華そばでいうナルト、漫画ワンピースでいうガイモンである。

そして、縮毛矯正をしている事実。これに関して書き始めると広辞苑並みの文字数になるため割愛するが、簡単に言うと、明るくなりづらく透明感も出にくく赤みが出やすい、という悪夢みたいな状態なのだ。なので、バカみたいな顔しながら普通の配合で染めると必ず失敗する。

縮毛矯正をしている髪、ということを頭に入れ、しっかりと髪質、状態を見極めてから配合を考えます。

縮毛矯正をしている髪も赤みが出やすい傾向にあるため、上記した内容と合わせると、ピンクの配合はかなり少なめになるということに。

そんなこんなで長々と書き連ねてしまいましたが、それほどブリーチなしで1回で染めるのは難しいのです。

ん?いや、難しくはない。

このように、圧倒的な透明感を発しながらスモーキーピンクアッシュという色味もしっかりと発色している、というのが難しいのだ。

あなたは今、これが1回で!?んファッ!?と驚いたことだろう。驚いて尻餅をついたことだろう。だが安心してほしい。恥ずかしがることはありません。だって僕は、もっと驚いてうんちを漏らしてしまったのだから。

よかったら、ぜひご参考くださいませ。

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