安定のグレージュカラー。ワンプロセスで赤みを消して透明感を
東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。全ての犬を愛しています。
今日はめちゃくちゃ寒いです。各地で大雪が降っているのかいないのかわかりませんが、東京は全く降っていません。僕は、雪が大好きです。たくさん積もってほしいです。雪だるまさんを作りたいです。こちらからは以上です。
寒い時期はやはり、寒色系カラーが良いですよね。
僕は寒色系カラー、つまりはアッシュ系カラーにとても特化した美容師になります。1回のカラー、ワンプロセスのカラーリングでとても綺麗なアッシュやグレーを出します。それは、僕の奥義でもありますし、秘技でもありますし、ダイレクトシュートでもあります。
そして今回もまた、例に漏れずに、うんちも漏れずに綺麗なアッシュグレージュカラーを生み出してしまいました。
こちらになります。
なんというグレーとアッシュのコラボレーション。椎名林檎と宇多田ヒカルがコラボして曲を出した時のような衝撃。
こちらのお客様は、ご新規でのご来店でした。来店した際、実は根本付近のほうがとても明るくなっており、毛先のほうが暗い状態でした。実は僕は、綺麗なカラーを発色させることはもちろん、このようなムラを均一なカラースタイルにすることも大変得意でありますし、今までもこのようなムラの状態を直してきました。
ムラが存在しているのならば、例えば同じ薬剤レシピを全体に塗布するわけにはいきません。全く違う薬剤レシピで全く違うアプローチをしなければならず、それはもちろん技術や経験、そして知識が必要になります。
今回も、根本と毛先とでは、使用した薬剤レシピはまるで違いましたし、薬剤のレベル設定も全然違います。しかし、仕上がりは根本から毛先まで均一そのもの。つまりこれが相対性理論なのかもしれませんね。ええ。
根本が明るくなってしまう理由はいくつかあり、その人の髪質や前の美容師の腕の問題でもあります。そこをしっかりと吟味しなければなりません。メラニン色素の傾向、髪の細さ、クセやうねりの有無、推しているアイドルの人数、好きなハーゲンダッツの味、などなどを吟味し、薬剤レシピを決めていきます。
ひとりひとり必ず違いますので、その都度、薬剤レシピを変えています。レシピを考える時、僕はとても悩みます。悩み過ぎて寝込むこともあります。食事は喉を通らず1日3食になり、毎日8時間半しか眠れなくなることも多々ありました。
しかしこれらもお客様のため。僕はこれからも悩むことでしょうし、これからも味噌汁は決して嫌いにならないことでしょう。
よかったらぜひ、お試しあれ。