チェリーピンクのインナーカラーとダークラベンダーグレーのオシャンスタイル
東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。うどん派かそば派かと聞かれたら「ペヤング派」と答えます。
今回のカラースタイルはインナーカラーになります。内側のみをブリーチし、鮮やかな色を入れていこうじゃないか。さぁみんなスタンダァップ。ハンズアップ。アイアムアペェン。
鮮やかな赤×暗いけど透明感があるラベンダーグレー
インナーカラーは、基本的には内側を鮮やかな色に染めます。これはブリーチなどを使えば簡単に何色にでも出来ますが、僕はベースの色、つまりインナー部分ではないアウター部分も綺麗な色にしなければ納得がいかず、バランスも考えて染めさせていただきます。
実はこのバランスやアウター部分によって、インナー部分が惹き立つ、と僕は考えております。アホな顔しながら。
ブリーチを使用すればある程度は鮮やかな色が入ります。これはお客様のご要望に完全に合わせて染めさせていただきますし、お客様自身もこのインナー部分の色はある程度決めておられます。そこで、どのような色味、明るさでアウター部分を染めるかというのを僕が提案させていただくのです。
今回の場合は、
このように、インナー部分がチェリーピンクのような鮮やかなカラーになっております。
ここで僕は、アウター部分を暗めで設定しました。やはり暗めのほうがインナーとのコントラストの差がわかりやすいし、惹きたつと考えました。
また、色味に関しては、「インナー部分と協調するような色味」を提案しております。例えば、このような赤系のインナーの場合に、緑系のアウターにすると一貫性がなく反対し合う色なのでスタイルとして全くまとまりがありません。焼き魚定食にマルゲリータピザの小鉢はあり得ないのと一緒の理論になります。
今回、アウター部分にはバイオレット、ラベンダーベースにグレーを入れてみました。ラベンダーベースだと赤系との組み合わせも問題ありませんし、グレーを入れることによって透明感が生まれます。
このように、目立ちがちなインナー部分だけでなく、アウター部分のカラーにおいてもとても綺麗なカラーをすることにこだわりを持っております。つまりこれが、フェルマーの最終定理ということにつながるのです。
よかったらぜひ、お試しください。