ラベンダーグレージュカラー。もちろんブリーチはしてないさ。

東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。割としっかりとした撫で肩です。

今年からの仕事が始まりました。今年は去年より一層滑舌が悪くなったと今朝うんちしながら思いましたし、撫で肩の角度が鋭くなったとも感じました。

去年は大晦日までお仕事をさせていただきました。ありがたいことにご予約は全て埋まり、走り抜けた感があります。もちろん全裸で。

お客様一人一人のおかげで僕はご飯が食べれてますし、電気代を払えていますし、しこたまワインを飲んでいられます。ありがとうございます。

さて、年始のアレはほどほどに、カラーの紹介をさせてください。

ブリーチなしのワンプロセスカラーで染めたとは思えないほどの透明感、グレーの強さ、ラベンダーの華やかさ、僕の撫で肩、透き通るようなツヤ感、耳の穴かっぽじってご覧ください。

もはやこの髪色はワールドカップでも優勝候補に上がりますし、実際初戦は4-0で勝ってます。

僕は、ブリーチしなくとも綺麗な発色を可能にしている技術、知識、経験、撫で肩があります。しかし、実は他にも、「どんな素材でも根本から毛先まで均一な明度、彩度にすることが出来る」というものがあり、わかりやすく言えば「とりあえず根本から毛先まで一切のムラがナッスィン」ということ。

これは実は簡単そうにみえて決して簡単ではなく、状態によって不可能に近いくらい困難なこともあります。

実際に今回もスタイルも、根本と中間毛先とでは、薬剤レシピは全く異なります。

今回のお客様は、髪質的にとても根本が明るくなりやくなることが予想されましたし、それはほぼ高い確率だと判断しました。なので、根本の薬剤レシピは暗めに設定しました。

中間毛先に関しては、もともとかなり黄色味がありましたので、根本に比べてバイオレットを多く配合しました。

もっと細かいことを言うとキリがなくワイングラス片手に4時間は必要なので割愛しますが、「綺麗に染める」ということは意外と難しいのです。

あなたももしかしたら思ったことはないだろうか。色味は良い。だけどなんだかムラっぽく、均一な感じがしない。色落ちにバラつきがあり、早く色が抜けてしまう。だって、意外と難しいのですから。

均一な仕上がりと、均一な色、そして明るさ。ぜひお試しください。

今年もぜひ、よろしくお願い致します。