めっちゃハイトーンでめっちゃ美しいハイトーンはアッシュベージュカラー!!
あー美しい。なんて美しいんだ。今回のカラーを染め上げた僕は、歓喜した。こんな美しいカラーを施した僕は、周りから崇められ、道を歩けば、近くにいたファン達に胴上げされながら家に帰る日々を送ることだろう。
僕は、本気でそう思っていた。しかし、事態は急速に変化する。
まず、どんな美しいカラーを染め上げても、その人をそもそも胴上げする文化が、日本にはない。世界を見渡しても、ない。それもそのはず、そんな話、聞いたことすらない。
「カラー、めちゃくちゃ綺麗ですね。胴上げさせてください。」
僕は、一度も言われたことがない。そして、今後もそれは、ないように思える。
つまり、僕の妄想というのは、現実的ではない。
なるほど。そういうことか。これが、アベノミクスか。
僕は、缶ビール片手に夕日を見ながら、そう思った。
しかし、美しいカラーというのは、とにかく、美しい。
ビューティフルで美しい。みんな一緒にエブリワン。
そう。そうじゃないか。そう、あるべきなのだ。
僕のカラーは、美しい。僕のアッシュは、美しい。
みんな違って、みんないい。
テレビのリモコンは、なくしやすい。
藤岡弘の子供達は、美男美女。
そう、つまりは、そういうこと。
これが世の中であり、相対性理論である。
これが僕の、ハイトーンなアッシュベージュカラー。
ブリーチなしでも、透明感。
よかったら、ぜひ。