Blogブログ

白髪染めしながら綺麗なアッシュカラーにする方法を美容師が解説!

白髪染めをしていても透明感のあるアッシュカラーにしたいそこのあなた。このページを開いたこと、、、ナイスです。この記事では、どうすれば白髪を染めながら綺麗なアッシュカラーに発色出来るのかを解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

目次

白髪を染めながら綺麗なアッシュカラーに染めるには

わたくしは原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。アッシュ系カラーに特化していまして、滑舌が悪いです。長年アッシュ系カラーに精通していた僕ですが、もちろんお客様の中に白髪がある方はたくさんおり、その時は白髪染めを交え、白髪も同時に染めながら綺麗なアッシュにしておりました。

しかし、白髪というのは染まりにくく、それゆえに白髪染め専用のカラー剤があり、そのカラー剤では色素の濃さやブラウン量の関係で綺麗なアッシュには出来ない、とされてきました。が、僕は綺麗なアッシュに出来ます。その方法を解説していきますね。

白髪部分とそうでない部分と塗り分けが必要

白髪はやはり染まりにくいので、白髪染めを使用せねば染まりません。しかし、一度白髪染めをしたところだとどうでしょう。ある程度経ったとて、白髪はすでに染まってます。そこに、白髪染め用のカラー剤ではない鮮やかなアッシュで染めるのです。
つまり、伸びてきた白髪部分と、すでに染まっている部分とで異なるカラーレシピを用いて染めれば、綺麗な髪色、アッシュになるということですね。

もちろん、レシピの工夫は必要であり、僕みたいに長年それをやっていると容易ですが、普段からそれをやっていない方は難しいでしょう。それを次で解説します。

レシピの工夫が必要

先程言った通り、白髪部分とそうでない部分とで異なるレシピが必要になります。白髪部分は白髪染め専用のカラー剤を入れなければなりません。そうでない部分には、鮮やかなアッシュのレシピでいきます。しかし、こう思いませんか?

「それで根本から毛先まで均一な仕上がりになるの?」と。

僕はそんなあなたの口の中に焼肉のタレを打ち込みながら「やめて!」「苦しい!」「エバラ?」と言われながらもこう言うだろう。

「それがなるんだな。僕の考えたレシピだとね」

白髪の量にもよりますが、白髪部分には白髪染め用カラー剤と単色の鮮やかなブルーなどを組み込んだレシピにします。そうすることにより、白髪をナチュラルに綺麗に染めながらアッシュの美しさも表現するのです。無論、容易いことではないのですが、経験と技術、知識、悪い滑舌があると容易いことなのなのです。

セルフカラーでも出来るの?

結論から言うと、出来ません。先程説明した通り、白髪部分とそうでない部分の塗り分けが必要なこと、そしてレシピの工夫が必要なことの理由により、単色白髪染めで根元から毛先まで塗り分けせずに塗布しなければならないセルフカラーでは、綺麗なアッシュにはなり得ません。さも綺麗なアッシュになるようなパッケージではありますが、そんな色にはならず、多くの場合は濃い淀んだ黒髪になりがちです。綺麗なアッシュにしたいのならば、サロンに通うことをおすすめします。

過去のカラー履歴にもよる

大口を叩いといてなんですが、僕をもってしても綺麗なアッシュに出来ない場合も、少しだけあります。それは「濃い黒髪になるような白髪染めを繰り返しやっていた」です。白髪染めの黒染めは、果てしなく黒髪であり、果てしなく色落ちしません。ブリーチをしてもそこまで明るくなりませんので、一度と言わず何度もやっていると、黒髪以外の表現は出来なくなります。

しかし、黒髪の中であれば、表現出来なくもありません。例えば、淀んだ重たい黒髪から、透明感のある柔らかくて軽いグレーっぽい黒髪、にすることはじゅうぶん可能ですので、一度ぜひ、ご相談ください。

白髪染めしながら綺麗なアッシュカラーの施術事例

まずはこちらをご覧ください。


全体的に白髪が存在し、特に顔周り、分け目トップに多くの白髪が存在します。この場合、しっかりと白髪染めを混ぜないといけません。


しかし、中間毛先は褪色しているので、ここには鮮やかなアッシュを塗布します。


このように、白髪の根元部分と中間毛先部分とでレシピを変えて染めていきます。しかし均一な染め上がりになるのか、という問題ですが、しっかり均一な明るさ、彩度、透明度になるようにしておりますので、

とても綺麗な仕上がりとなるのです。
(根元のブラウン量になるために少し中間毛先のブラウンを今回は足してます。)

まとめ

さて、いかがでしたか?白髪を染めながらでも、綺麗なアッシュにしたい方はぜひチャレンジしてみてください。もちろん、アッシュ系だけでなく様々なカラーに染められる技術を美容師は持ってますので、セルフカラーで染めるだけでなく、サロンにて施術してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事

サムネイル