根本付近が明るく毛先が暗くなっている髪を綺麗に均一に染める方法。
今回は、カラーリングをした際、または色が抜けて来た際において、根本付近、トップ部分のみ明るくなってしまって、毛先の方が暗い「逆グラデーション」状態の髪を、一回のカラーリングのみで、もちろんブリーチなしで均一に染め直す手法をご紹介致します。
根元が明るく毛先のほうが暗いカラーを均一に直すカラーリング技術
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。辛い食べ物が大好きです、赤からの鍋は2辛です。
なさそうでよくあること。カラーにおいて、根元が明るくて毛先のほうが暗い。
よくあります。
これにおいては様々な理由があり、ほんとに、あなたが思ってる7倍くらいは様々な理由があり、まぁ、大きく分けるとこんな感じです。
- ストパー、または縮毛矯正をしている
- デジタルパーマをしている
- 黒染めをしている
- 染めた美容師の腕が悪い
- 施術履歴を正確に伝えずに染める
- セルフカラーのよく使用している
- 毎日アイロンやコテを使用している
- コロナウイルス
以上の理由がどれかしらで、または重なって、根元ピカ毛先クラになっていることがあります。
今回は、僕の元へ、ありがたいことに、いやほんとに、ありがたいことに、ほんとこんなご時世なのに、コロナとかシャンディガフとかよくわからない時代に、ご新規様がお見えになりました。
写真ではお伝わりしにくいかもですが、ネモピカケサクラです。
鏡越しで見ると、その差はもっとすごく、僕は瞬時に見抜き、頭の中でレシピがうごめいてました。
履歴やらなんやら確認したところ、以上のことがわかりました。
- ストパー、縮毛矯正はしていない
- 黒染めもしていない
- 最近はTVではなくYouTubeとかをよく見る
- デジタルパーマもしていない
- コロナウイルスでもない
- 花粉症が辛くてこの時期だけ海外に行きたい
- コテは毛先に毎日使う
- 空のペットボトルのあの急な「ベコッ」が嫌い
ということでした。
今までの経験など髪質を確認した結果、理由としては、
毎日コテを使用した結果、毛先がやや熱変性、またはたんぱく変性を起こしており、それに気が付かず前の美容師がカラーをして根元が明るく毛先が暗くなったのではないかと推測出来ました。
理由がわかったのなら、話は簡単、、
というわけにはいきません。
一度そのようなムラになった髪を均一に染めるのは意外と難しく、しかもその時のお客様のご要望した色味にするのはさらに難しい。
ただムラを直すのは簡単です。色の差、明るさの差がわからないくらい暗くすればいいのですからね。
難しいのは、あくまで、その時のお客様のご要望の色味に、そのお客様がしたい色味に沿って、さらにムラを失くす技術なのです。
今回、お客様のご希望は、明るめの、でも今よりは若干暗めの、マットアッシュでした。
僕は、心の中で「ムズいね。圧倒的に。」と思いましたが、二つ返事で、「毎日がエブリデイ」と快諾しました。
経験上、中々難しいです。ムラを失くすことに特化すれば簡単ですが、色味ともなると、、、
でもね、僕は割と、優秀なのだと、自負しております。
気がつけば、カラーやカット、ストレートパーマの研究に没頭する日々でした。
雨が降ってようが、風が強く吹いていようが、時に大雪が降りかかろうが、僕は常に技術を磨いてきました。
それだけではなく、コンビニの店員さんが割り箸を入れてなかった時、自販機でコーラを買っておしるこが出てきた時、赤からで最後のデザートを待っていたら間違いで新しい鍋が置かれた時、、、
そんなことがあっても、僕は常に、技術だけのことを考えてきました。
そんな僕だから、やれることがある。
と、いう感じでね、均一に染めることが出来たんですけどもね、どうやって染めたか、または、レシピとかを書くとすごく長くなりそうなので、動画にしました。
レシピとか塗り方は動画のほうが良いかと思い、そうさせていただきました!
とてもわかりやすいかと思います!(よかったらチャンネル登録してね。まじで。)
とにかく、根元明るくて毛先暗い髪を均一に染めるのは、中々ムズイけど、楽しいですね、ということ。
良かったらご参考ください。
また、こちらに根本が明るすぎて根本が暗くなってしまう失敗についてより詳しく真面目に書いてますので、こちらも良かったらご覧ください。