マットアッシュ系カラーが今キテます!超赤みなしの超透明感カラー!
東京新宿でフリーの美容師をしている楠本真澄です。うどんか蕎麦どっちがいい?と聞かれたら即答で「長澤まさみ」と答えます。
最近間違いなくキテいるカラー、それがマットアッシュ系になります。もうね、この勢いは止められません。去年のワールドカップのアルゼンチンくらい、止められない。僕のお客様の中でも、100人いたら103人はマットアッシュ系に染めたいと言っており、僕自身予想と母数を上回る結果となっております。
今回はそんなマットアッシュ系カラーの魅力をみなさんにご紹介したいと思います。ぜひ、耳の穴かっぽじってよくお聞きください。
ブリーチしなくても赤みを抹殺!マットアッシュの透明感カラー
ヘアカラーリングをする際、まず一つ大きな選択として、ブリーチをするかしないか、に分かれます。
それぞれメリットやデメリットがありますので簡単にご紹介します。
- ブリーチするメリットとデメリット
我々ジャパニーズの髪質は、基本黒褐色といういわゆる黒髪であり、それはメラニン色素というもので構成されております。ブリーチは、そのメラニン色素を破壊し、その結果色が抜けます。抜けば抜くほど白っぽくなり、その後鮮やかなカラーを楽しめます。元々ある黒の色素は赤みが多く、その赤みが濁りや茶色味を、そして透明感を損なう要素として存在し、それらパワーを持ってぶち壊すのがブリーチになるわけです。しかし、何かを得るには何かを捨てなければならず、それはブリーチにも言えること。ブリーチはとてもとても痛むのです。最悪切れたり乾かなかったりして日々の生活で中々の被害となりストレスがかかります。あと、久しぶりにおばあちゃんとかに会うと「おやまぁ」と驚かれます。おじいちゃんも然り。これが、ブリーチのメリットとデメリットになります。
- ブリーチなしカラーのメリットとデメリット
ブリーチしない場合は、とにかくダメージレスであることが挙げられます。ブリーチのダメージと比べると雲泥の差があり、オムライスとタコライスくらい違います。また、色持ちも良く、ツヤもあり手触りも良好。美しい髪にするにはまずブリーチは避けた方が良いでしょう。しかし、メラニン色素をそこまで削れないため、クリアな色、鮮やかな色彩を全く実現出来ません。ブリーチした色彩との差はダメージの差よりもあり、オムライスとほうれん草のお浸しくらい違います。それがデメリットになります。
僕が今回提案したいのは、ブリーチはしていないが、ブリーチしたような鮮やかな色彩に極力近づけたカラーになり、もちろんブリーチカラーのような色彩には敵いませんが、それでもとても鮮やか色彩を実現したもの。
それがなぜ叶うのかという、それは「マット」を使用しているからに他なりません。
最大の敵である赤みを1番抹殺出来るのがマットになり、僕はさらにスーパーマットアッシュという特殊かつシンプルかつ大胆かつ繊細なレシピを構築しており、ブリーチしなくとも赤みを粉砕してとてもナイスな髪色にしております。
そして、今年の秋冬に関して、確実に流行ると言っても過言ではない勢いでマットアッシュ系が来ており、それはカーキグレージュやマットグレージュ、オリーブグレーやオリーブアッシュなどといった様々なカラーに再現されています。
今回のカラーもその例に漏れず、うんちも漏れず美しいカラーにしてみせました。
いかがでしょうか。この美しさ。ツヤもあり、見るからに手触りも良いですよね。風が吹いてもサラサラとなびき、絡まることを知らず、たとえ鳥のフンが落ちてきたとしてもつるりと滑り落ちなんの痕跡もないことでしょう。
赤みを消すにはまずブリーチ、ではなくマットアッシュ系にしてもいいのかもしれませんね。
今年の秋、そして冬に向けてカラーチェンジしてみてはいかがでしょうか?よかったら、ぜひ!