ブリーチしてる人必見!伸びてきた根元とブリーチ部分の馴染ませ方

東京新宿で美容師をしている楠本真澄です。ざる蕎麦をフーフーしながら食べてしまいます。
今回は、ブリーチしている部分と新しく生えてきたブリーチしていない根元部分とを馴染ませるカラーリング施術をご紹介させていただきます。
目次
生えてきた根元とブリーチ部分が馴染まない理由
ブリーチして綺麗な髪色になったのはいいが、数ヶ月経つと当然髪はまた生えてきます。生えてきた髪はブリーチしていないのでコントラストの差がどうしても出来てしまいますよね。
通常は再びブリーチのリタッチをして生えてきた髪にアプローチしていき均一な髪色に仕上げていくのですが、さまざまな事情などでブリーチはせずに通常のカラーのみで染めたい、ということもありえるかと思います。
しかし、ブリーチ部分とブリーチしていない部分は全く違う状態、状況ですので、何も考えずにアホみたいな顔して施術に入ると、必ず、そう必ずコントラストの差が目立ちます。
ブリーチしている部分のクリアで鮮やか色はブリーチしているからこそ生み出されるので、ブリーチしていない髪だとそのクリアで鮮やかな色、そして明るさには決して辿り着かない道理となります。
ブリーチしている部分と生えてきた根元部分とを馴染ませるには
基本的にブリーチしている部分というのは何色にでもなります。ブリーチしていない部分だと色々とカラーリングにおいて限界があり、鮮やかさや明るさ、色など制限がありますので、基本的にはブリーチしていない部分が出来る髪色にブリーチ部分を合わせます。
たまに少ししか根元伸びていないからブリーチ部分の明るいところと同じ色に根元も出来る、と思っている方がいらっしゃいますが、そんな方には蒙古タンメン中本のカップ麺の辛味オイル90袋を口にぶち込んでやりたいですね。ブリーチしていない部分をブリーチしたからこそ発色している色には出来ません。
なので、ブリーチ部分を上手く染めて馴染ませる必要があります。
そして、上手く馴染ませるには、ブリーチしていない根元部分とブリーチしている部分とで、薬剤を塗り分けなければなりません。根元とブリーチ部分とではあまりに素材が違います。何も考えていないおばかタレさんは根元から毛先まで一色で染めるのですが、ベースが違いすぎて均一な髪色になるはずもなく、基本根元は赤い茶髪になりブリーチ部分はハイトーンな白っぽい色になったりします。
つまり、必ず、そう必ず素材一つ一つに対して薬剤、レシピを変えて塗り分けが必要となるのです。
根元部分とブリーチ部分を馴染ませた施術事例
こちらをご覧ください。
ブリーチしてから2ヶ月ちょいの状態です。ブリーチはわたしのところで施術されましたが、2ヶ月経とうとしていたところで近所のサロンにて染めた後の状態。
パッと見ただけで馴染んでいないのがわかりますよね。塗り分けやレシピの工夫がないとこうなってしまうのです。
やはりブリーチしていない根元部分が赤みがあります。まぁこれ厳密に言うとブリーチしている部分と比べたら赤みあるように見えるのですが、実際は普通の茶髪です。しかし同じヘアスタイルの中にここまでコントラストの差があると、どうしても気になってしまいます。
ここで、わたしの出番。ブリーチなしで根元とブリーチ部分を馴染ませます。
ぬはぁぁあん。
とても上手く馴染んでいます。根元部分はやはり少し暗めに設定して、ブリーチ部分の色味も派手過ぎないように落ち着かせました。
イメージはミルクティーグレージュとのことでしたので、出来る範囲で馴染ませました。
詳しいレシピを知りたければやはりゲンナマを渡されないとわたしは動かない性分なので教えられませんが、根元はアッシュ系、ブリーチ部分はブラウン主体のモノトーン系になります。
今回の記事をまとめると、
- ブリーチしていない根元部分とブリーチしている部分は馴染まない。
- 馴染ませたいならレシピと塗り分けの工夫が必要。
- 薬剤レシピはかなり重要で経験が必要となってくる。
- 暗めに設定するのが吉。
- 猫は可愛い
以上となります。
同じような状態の方はぜひご参考くださいませ。