超細かいスパイラルパーマを落としてサラサラのストレートに戻す技術
東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。「美味しいものはなぜカロリーが高いのだろう」と考えてたら1日が終わってたことがあります。
今回は、もんのすんごい激しく、そして細かくかかったスパイラルパーマを綺麗さっぱり取り除き、真っ直ぐな髪に戻しましょ、という技術をご紹介します。
スパイラルパーマは落とすのが難しい
スパイラルパーマとは、その名の通りスパイラル、つまり螺旋です。平面的なパーマではなく立体的なパーマであり、複雑な構造になっております。
細かく、そして激しくかけられていることが多く、真っ直ぐな髪の状態とは程遠い存在なのである。
さらに、そのようなパーマをかける際、薬液のパワーも凄まじく、とても痛みやすいでしょう。もちろん、スパイラルという構造を定着させるには、それなりの置き時間が必要となり、痛みやすい薬液をつけたままびっくりするくらい時間を置きます。
もちろん、あなたの想像通り、さらに痛む、ということになるのですね。そのような代償を支払って初めて、細かく激しいスパイラルパーマは生まれるのです。
こちらをご覧いただいてわかる通り、これぞスパイラルパーマなのです。激しいですね。細かいですね。ダメージしてそうですね。
え?これを取りたい?
あははははー。そんな冗談はさておき、次の話へ、、、、え?真っ直ぐにしたい?この状態から?
まじで?
一瞬満面の笑みで断ろうかとも思いましたが、僕はその道のプロ中のプロだということを思い出しました。人の記憶というのは不思議なもので、あるきっかけで奥底に眠っていた記憶を呼び起こすこともあれば、昨日の晩御飯をいくら考えても思い出せないこともある。ちなみに僕は鯵の干物でした。
想像に容易いと思いますが、このようなスパイラルパーマを取り除きさらさらのストレートにするのは至難の業であり、普通の美容師なら泣きながら断る案件です。
普通のパーマの10倍くらい激しく細かく立体的にかかったスパイラルパーマを綺麗に取るなんて、メッシ相手に1対1でボールを取りにいくようなもの。ほぼ不可能である。
しかし、それを可能にするのが僕であり、僕の技術であり、僕なのだ。
素晴らしい。スパイラルパーマをかけていたなんて微塵も思わせないこのナチュラルな真っ直ぐさ。誰もがびっくりするこの輝き。
髪質を見極め、状態を見極め、ダメージを感じ、どのような薬剤でいくかを試行錯誤し、丁寧かつスピーディーに施術をし、時々青春時代を思い出し、軽やかでしなやかな技術を披露し、甘酸っぱい夏の思い出を振り返り、そして盛大に仕上げていく。
そう、それが僕の技術なのだ。
同一人物とは思えないこの仕上がり。よかったらご参考くださいませ。