セルフ黒染め×縮毛矯正毛を1回のカラーで綺麗なベージュカラーに明るくする施術
東京、新宿で美容師をしている楠本真澄です。明太子マヨネーズに対して異常な愛を持っています。
今回は、ご新規のご予約で来店してくださったお客様の髪の履歴が複雑でしたので、同じような状態の方の参考になるように施術事例としてまとめさせていただきます。
目次
セルフで黒染めした髪はとても難しい
美容室ではなく市販品にてご自身で黒染めした場合、薬剤の強力さや塗布ムラなどによって次回明るくする時にとても大きな障壁となりうる要素がとても多いことがわかっております。
パッと見は全体が黒に染まるので綺麗だと思いがちですが、見えないムラが必ず存在しそれが明るくする時に表に出る、という構造に。
縮毛矯正毛も明るくなりづらい
実は縮毛矯正をした部分も明るくなりづらくなっております。理由は、縮毛矯正やデジタルパーマ、ストレートパーマなども含め施術の中で高熱を加える工程がある場合、毛髪内にて熱変性が起こってしまうからです。
熱変性はタンパク質が熱により固まってしまうことなのですが、これがダメというわけではありません。仕方のないことです。
しかし、カラーをする際は必ずそれを理解してレシピを考えないとムラになります。縮毛矯正をしている部分としていない部分とで塗り分けをしないと染まり方が異なるのでムラが発生してしまうのです。
施術事例
まずはこちらをご覧下さい。

履歴としては、
- セルフの黒染めが8ヶ月前
- 10ヶ月前に縮毛矯正
- 1年前くらいに茶髪にカラー
- 猫が可愛い
という感じです。
オーダーは全体的に明るいアッシュ系カラーに。
セルフの黒染めをし、さらにその前に縮毛矯正をしているので高難度施術となります。
通常の薬剤て明るくなるかはわからず、どんな黒染め剤を使用したのか縮毛矯正の薬の種類もわかりません。だって初対面だもの。
しかしわたしはプロなので、楽に勝つと書いて楽勝なのです。
根元から毛先までをどんな状態か吟味します。ここまでが黒染めしていない部分、ここまでが縮毛矯正しているところ、ここが猫に引っ掻かれたところ、などを瞬時に把握します。
そこで適切な薬剤レシピを構築し、素早く塗布します。

今回は根元、中間、毛先とで薬剤を変えて塗布しました。
根元は明るくなりやすく、中間毛先は明るくなりづらい状態。さらに毛先はより明るくなりづらく、というか明るくならないかもしれないようなデンジャラスキャット。
そこらへんの薬剤レシピの作り方はとても難しいのですが、わたしならば大丈夫。

全体的に均一に明るくすることが可能なのです。
透明感もあり、艶もあり、それでいて美しい髪色ですね。
複雑な履歴でも確実に綺麗に染めたい方はぜひご参考くださいませ。