今日は10月最後の日曜日。つまりそれ、アッシュグレー。
今日のカラーは、アッシュグレー。僕と言ったらアッシュグレー、と呼ばれるカラーである。ブリーチなしで染めているのに驚くほど赤みが無く透明感のある仕上がり。
急須に入れたお茶に最も近いのは?という問いに対し、あの綾鷹を抜き頂点に立ったのが、実はこのアッシュグレー、というのは機密情報ですのでくれぐれをご内密に。
今日はそんなアッシュグレーカラーの魅力をほとんどお伝えすることなく、どうでもいい話で埋め尽くしたいと思います。
ブリーチなしのアッシュグレーカラー。
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。殆どの時間を息をしながら過ごしてます。
最近のお客様との会話〜その一〜
お客様「わたし、ラーメンが大好きで、1人でも全然行っちゃいます〜。」
僕「ラーメンは本当美味しいよね。おれなんてしょっちゅう行ってるよ。」
お客様「最近どこのラーメン屋さん行きましたか〜?」
僕「なんかね、ふら〜って入って、すごく美味しかったところがあって。で、なんか、有名店らしくて、あれ、名前が全然思い出せない。あれ、なんだっけ。なんか、火山(かざん)みたいな感じ。」
お客様「山頭火ですね。」
最近のお客様との会話〜そのニ〜
僕「やっぱり、前に流行ってた映画とか、見てみるとすごく面白いですよね。」
お客様「そうなのよね。わたしも、去年か一昨年あたりにド流行りしたあれ、アニメみたいなやつを、最近見て、すごく面白くて感動したもん。」
僕「なんて映画ですか?」
お客様「ほら、なんだっけ、あれ、なんか、アニメで、タイムトラベル的な、体が入れ替わる的な、え〜っと、ほら、「あなた誰?」みたいな」
僕「君の名は。ですね。」
お客様との会話〜その三〜
お客様「ナスDって知ってる?」
僕「あ、はい、知ってますよ。なんかの汁で顔が黒塗りになったサバイバル系番組のプロデューサー兼、演出家の、あのナスDですよね。」
お客様「そうそう。わたし、ああいう、無人島でも1人で生き抜いていけるような、野生児というか、そういう人がタイプなんだよね。」
僕「なるほど。」
お客様「だから、イケメンとか高学歴とか、お金持ってるとか、そんな人にはあまり興味がなくって。」
僕「でしょうね。サバイバル力は無さそうですもんね。」
お客様「でも、割とそういうお金持ってるとか仕事出来るとかイケメンとかを振りかざして口説いてくるんだよね、みんな。」
僕「じゃあ、ある程度相手の口説き文句を聞いてから、最後に「てかお前火ィ起こせんのかよ?」って聞いてみたらどうです?」
お客様「それ、採用。」
ということで、アッシュグレーです。
ブリーチなしのアッシュグレー。よかったら、ぜひ。