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強い赤み×縮毛矯正履歴毛をブリーチなしでオリーブグレージュカラーに

東京、新宿で美容師をしている楠本真澄です。先日、猫とあっち向いてホイして負けました。

今回は縮毛矯正履歴あり×赤み強めのお客様を、透明感のあるオリーブグレージュにした施術を紹介します。

こちらが染める前の状態。根元のクセが出ているところが縮毛矯正していない部分で、それ以外の真っ直ぐになっているところが縮毛矯正をしていた部分。

普通に染めると必ず異なる染まり方をし、ムラになってしまいます。

また、赤みもとても強いのでこれも普通に染めるとただのブラウンになりどえらいこっちゃです。

この状態からムラなく透明感のあるオリーブグレージュにしていくのですが、レシピを工夫しなければ上手く染まりません。また、精度の高い塗り分けも必要となってくるでしょう。

ポイントとしては、

① 根元10cm(矯正なし部分)と矯正履歴部分でレシピを分ける。

根元は健康毛でやや染まりにくく赤みが出やすいと推測されます。赤みを抑える設計で強く染まるパワーが必要となります。逆に矯正履歴部分は同じ強さでいくとダメージに繋がり色を吸い込む傾向にあるため、ダメージレスかつ優しい色合いで染めます。

② 塗布を工夫して、境目を作らない。

塗り分けは「ただ塗り分ければOK」ではなく、境目のなじませ方が大事です。丁寧かつ大胆に。繊細かつアグレッシブに。手首だけでなく体全体を滑らかにして塗布します。力を抜いて、笑顔を絶やさず、世界の未来を明るくするような偉大な気持ちで、わたしは染めています。

室内では落ち着いた明るさになり、光に透けるとオリーブの柔らかさとグレーの透明感がわかりやすくなります。

・縮毛矯正してるけど透明感がほしい

・赤みをなくして寒色にしたい

・暗めでも重たく見せたくない

・大型犬をもふもふしたい

という方はぜひご参考ください。

そんな方はぜひご参考くださいませ。

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