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ブリーチなしでも鮮やかな赤を!チェリーレッドのビビットカラー!

東京新宿でフリーランスの美容師をしている楠本真澄です。最近の口癖は「なぜ美味しいものは太るのだろうか」です。

今日は鮮やかな赤をテーマにしたカラー、チェリーレッドをご紹介します。「とにかくピンクや赤にしてくだせいな」というご要望にお応えしましたので、ぜひご覧下さい。

ブリーチなしでピンクや赤にするには

正直、寒色系よりも赤やピンクにブリーチなしで染めることは、それほど難しい問題ではありません。元々われわれジャパニーズは地毛に赤みが存在しますので、赤系に染まりやすく、逆に寒色系には染まりづらい傾向にあります。

じゃあ簡単じゃあないのよぉ、と思うかもしれませんが、問題があります。それは「鮮やかさ」です。

通常のレッドブラウン、ピンクブラウンとかですと難なく発色しますが、鮮やかな、つまりビビットな赤やピンクとなると、話が違ってきます。

ビビットな赤やピンクを発色させるには、それなりの高度な技術やチャレンジングなレシピ、そして、染める前のベースや髪質が重要になってきます。

まず、高度な技術ですが、赤系は赤系で、発色の仕方、発色の時間、ダメージ毛に対しての対策、二度寝の対策、ダイエットの継続、などなど、これはこれで実は高難度の技術になり、通常のブラウンや寒色系とはまた違ったアプローチが必要になります。これをわかっていないとまず鮮やかな赤にはなりませんし、最悪の場合円安が加速する事態になることでしょう。

次に、チャレンジなレシピです。アホみたいに通常の赤やピンクを使用しても、ビビットな赤やピンクにはなりません。「えっ、こんな赤を入れるの!?ほえー!」と言ったような、チャレンジングなレシピが必要になります。それは一歩間違えれば悲惨なカラーの仕上がりになることもありますので、熟練の技術、経験、そして最後に、熟練の技術、が必要不可欠になります。

また、染める前のベースやお客様の髪質も、非常に重要な要素になります。やはり染まりやすい髪質というのは存在しており、今回のお客様の髪質も素晴らしいものでした。比較的細めのほうがやはり染まりやすく、逆に太くて固い方、毛量が多い方などは染まりにくいかもしれません。また、染める前のベースも非常に重要でして、基本明るめに染めており、そこからのトーンダウンは非常に色が入りやすい傾向にあり、逆に黒染めをしていたり縮毛矯正などの熱変性などをしていると難しい場合もあります。しかし、僕でしたらチョチョイのポンで、綺麗にしてみせることでしょう。たぶん。

とまぁ、とにかくビビットな赤やピンクに染めるにはある程度の条件はありますが、それほど難しくないと言えるでしょう。寒色系のほうが遥かに難しいです。

そして、今回のチェリーレッドなブリーチなしカラーがこちらです。

とても綺麗です。鮮やかです。優勝です。5-0で優勝です。

よかったらぜひ、ご参考くださいませ。

 

 

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