メンズのダブルカラー!1回のブリーチで綺麗なグレーアッシュカラーに
東京、新宿で美容師をしている楠本真澄です。ティッシュ1枚目絶対千切る奴選手権で日本5位になったことがあります。
ブリーチって何回も必要なん?と疑問のそこのヴァナタ。あ、あなた。なるべく1回のブリーチで綺麗に、そしてダメージ最小限で染めたいですよね。今回はそんなヴァナタ、あ、あなたのためにブリーチ1回のみで染めたグレーアッシュカラーをご紹介します。
ブリーチ1回で染めたグレーアッシュカラー
ブリーチとは、髪の色素を抜く薬剤、または技術になります。ブリーチすると髪は黄色くなると思うのですが、それは黄色に染まっているわけではなく、色素が抜けて自然とあのような色になるわけです。
もちろんブリーチした後の抜け具合、黄色具合などは髪質によって1人1人違います。みんな違ってみんな良い。と金子みすず先生もおっしゃられているように、髪質は1人1人大きく異なります。
基本的にブリーチの仕上がりというのはブリーチによって決まる、と言っても過言ではなく、ブリーチ時点でムラやリフト不足(明るくなりきれてない)があると、仕上がりはかなりクオリティダウンし、んまぁ、結果ダサくなります。なので、ブリーチで綺麗に、なるべく明るく抜きたい、ということが大事になってきます。
なので、ブリーチを2回、または3回して色素を極限まで抜く、ということが行われます。そうすることによりどんな鮮やかな色でも実現可能になり、ホワイト系、ペール系、錦織圭などが楽しめるようになります。しかし、わたしは思うのです。ブリーチを何回もすると、死ぬほど痛む、ということ。
希望の色にするか、それともダメージを減らすか、というのは永遠の議論となり、今年のG7広島サミットでも議題に上がることがわかっています。
各々の考え方、価値観がありますのでそれはもちろん尊重させていただきますが、今回は「ブリーチは1回でしくよろのよろしくボンベイサファイア」とのことでしたので1回のブリーチでなるべく明るくし、綺麗なグレーアッシュに染めさせていただきました。

1回のブリーチということと、お客様の髪質が固くて太い髪だったのでややまだ黄ばみはありますが、1回にしては綺麗にブリーチ出来たのではないかと思います。
また、こちらの写真の状態はシャンプーして濡れている状態ですので、乾かしたらもう少し明るく黄ばみが少なく見えることでしょう。
この状態からカラーをしていくわけですが、この黄色みを考えてカラーをしていかなければなりません。黄ばみを取るために補色のバイオレットを使うのですが、どのくらいバイオレットをいれるのか、というのはセンスと経験、あとセンス、さらには経験、あとはセンスも必要になります。
今回は10%入れて、グレーアッシュに染めてみました。

かっこいいスタイルですね。このくらいの明るさですとブリーチ1回で充分かと思います。
基本的に、ブリーチはまずブリーチの時点で綺麗でなければならず、なるべくダメージレスに、そしてカラーは補色のバランスを考えてセンスある色を配合する。というのが基本です。

メンズショートのブリーチも最近流行ってますよね。ぜひ、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。