ブリーチなしのチェリーアッシュカラー

原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。走りながら靴紐を結ぶのが苦手です。
今回は、新しいカラースタイルをご紹介いたします。
その名もチェリーアッシュカラー。透明感あるアッシュとその反対色である赤みを組み合わせたカラーです。ぜひご覧あれなのだ。
チェリーアッシュカラーとは
本来、アッシュ系には赤みは厳禁。僕がアッシュ系に染める際、とにかく赤みを削る、もしくは失くすことに注視します。もしそれが出来なければ、アッシュの良さは全く出ずに、普通のブラウンになってしまうことでしょう。
しかし今回、主役はチェリー。つまり「赤み」になります。深みのある赤を主軸に、そこにモノトーンとアッシュを組み合わせ、赤みの中に透明感を出します。
まさかの組み合わせというのは、試してみると意外と素晴らしいものになるのです。
例えば、イチゴとあんこ。生まれた土地も育ち方も違う、木村拓哉とあばれる君のような出会うはずもない双方ですが、イチゴ大福という素晴らしいデザートに様変わりする。世の中には、そういうこともあるのだ。
そう、つまりそれが、相対性理論でもあり、アベノミクスでもあるのです。
こちらをご覧ください。
この透明感と、赤み。絶対に合わないだろうと思われた2種類。
意外にも、合う。合ってしまう。
もちろん、みんながみんな、好きになるとも思っていない。
チョコミントが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。あんことバターを組み合わせるなんて信じられない、という人もいる。納豆とキムチは、死ぬほど合う。あと、キムチに胡麻油も、合う。でも、納豆とビールは、死ぬほど合わん。水曜日のダウンタウンとクロちゃんしか、勝たん。
柔らかなチェリーアッシュ、よかったら、ぜひ。