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ラベンダー強めのラベンダーアッシュやで。ピンクも入ってるで。

「ラベンダーの強め、でも、アッシュ感もほしい。よろ。」と言い放った彼女は、どこか寂しそうな目をしていた。ラベンダー強め、でも、アッシュ感、、、僕はその目を見て、思った。「おれに、、、お任せ、、、あれえい!!」

お客様は、若干引いてた。引いてたけど、私の想う髪色になるならば、そんなことはどうだっていい、と言いたそうだったが、言うのもめんどくさかったのだろう。「しくよろ」とだけ言い、スマホに目を落とした。

僕は思った。「しくよろって、古いよね。」しかし僕は、言わなかった。言わなかったのではない。言えなかった。言えなかったというか、言うのがめんどくさかった。

つまり、お互いに、不器用なのだ。

僕は、すぐに施術に取り掛かった。まず最初に、脳内に音楽をかける。僕はいつも、髪色やスタイルに合わせて、脳内に音楽をかけている。まぁ、96%くらい嘘だが、今日はその設定でしくよろだ。

僕がかけたのは、あいみょんの「君はロックを聞かない」

なぜこれにしたかは、覚えていない。自然と、降ってきたのだ。

思わず、サビを口ずさんだ。

君はロックなんか聴かないと思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた

気持ちよく歌えましたが、6箇所くらい、僕は噛んでしまった。

大丈夫、誰にもバレてはいない。バレていないというか、誰も聞いていない。

そう思ったその時だった。

後ろから僕の肩を叩く人がいた。

僕は、ゆっくりと振り返った。

ほっぺたに、その指が刺さった。肩トントンの、あれだ。

見事に引っかかってしまったが、僕は、そんなことはどうでもよかった。

なんとそこには、あいみょんがいた。

あいみょんは言った。

「全部、聞いてたで。」

 

僕は、とても恥ずかしくなり、顔から火が出るくらい動揺した。いや、火が出るくらいじゃ収まらない。爆発だ。顔が爆破されたかとような衝撃だった。

あいみょんの歌をあいみょんに聞かれてたなんて、こんなことが本当にあるなんて、僕は信じられなかった。

そして、あいみょんは言った。

 

「君は、ロック聞くの?」

 

僕は答えた。

 

 

「あっはい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あいみょんは、やや半笑いをしながら、夕焼けに照らされながら、風を切って歩いて行った。

僕はその背中を見つめながら、ゆっくりと、うんちを漏らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、ハッと気がついた。

僕はこんなことをしている場合じゃない。うんち漏らしてる場合じゃない。

髪を染めなければ。美しい髪色に染めなければいけない。

だって、お客様が待ってるから。

 

 

 

 

とても美しい髪色に仕上がりました。

お客様はとても喜んでいました。新しい自分になれた気がする。そう言いながら、嬉しそうに、バク転しながら帰っていきました。

僕は、その帰っていく後ろ姿を見ながら、心の底から感謝を込めて、ありがとうと思いながら、ゆっくりと、うんちを漏らしてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

よかったら、ぜひ。

 

 

 

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