赤み嫌いな方にオススメ!スモーキーアッシュなカラーとは?
綺麗なアッシュにしたいのに、もともとの赤みが強く普通の茶色になってしまってもう死にたい。
そんな経験、ありますよね。
やはりブリーチをしたほうがいいのか、、、しかし、痛みもヤバそうだし派手になるしで、それもそれでツラい。仕事とか、ほら、あるし。
今日はそんな悩めるあなたのために、僕がとっておきのブリーチなしで染めるアッシュをご紹介致します。
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。最近の口癖は「いや誰がオーランドブルームやねん」です。
ブリーチなしでアッシュに出来るのか。
僕がこの議題について真剣に取り組みだしたのが、そう、あの熱い熱い高2の夏。みんながEXILEとか歌って愛をメモり合っている中、僕は部活とアッシュカラーを両立させながら生活していた。
そんなある日、先輩の彼女は言った。
「千と千尋見たら、塩おにぎり食べたくなるよね。」
僕はそれを聞いて、ブリーチしなくても綺麗なアッシュに染められる美容師になろう、と誓ったのだ。
しかし、ここで問題が起きる。
アッシュに染める上で、我々日本人特有の赤みが邪魔なのだ。どのくらい邪魔かというと、マリオカートでカミナリされて小さくなった上に目の前に複数のバナナの皮のトラップ、そして後ろには赤甲羅3つ持ったプレイヤーがいる、くらい邪魔だ。ほぼやられるやつだ。
どうにかして赤みを消さなければいけない。簡単な方法としてブリーチを行う、というものがあるが、今日のカラーはブリーチが出来ない、またはしたくない人用に書いているため、ブリーチなしで染める方法を考えよう。
ワンプロセスのカラーリングのため、1度しかカラーは塗らない。つまり、そのカラー剤の中で赤みをどうにかするしかないのだ。
僕は考えた。考えに考えた。来る日も来る日も頭を働かせ、時にはワンピースを読み返したりもした。スラムダンクだって何度も読み返した。そこで、見えてきた答えがある。
ブルーとマットを、使いこなそう。
一見ブルーレットに見えるかもしれないが、ブルーとマットだ。置くだけではない。使いこなすのだ。
ブルーとマットを1人1人の髪質に合わせて使いこなすことが出来れば、コントロール出来れば、ブリーチなしでも綺麗なアッシュに染めることが可能になる。
こちらをご覧ください。
こちらのお客様、赤みの強さが尋常ではありません。どのくらいの強さかというと、マンチェスターユナイテッドくらいだ。
あまりに赤みが強かったため、膝から崩れ落ちてうんち漏れそうでしたが、僕はアッシュに染めるプロ。昔からアッシュとオムライスにはうるさい性格。僕に任せてと言わんばかりに張り切って染めさせていただきました。
1度のカラー、ワンプロセスのカラーでのスモーキーアッシュでございます。赤みはブルーレット、違う、ブルーとマットを織り交ぜて消滅させました。
こちらのカラーもご覧ください。
こちらは昨日の記事にも載せた髪色で、スモーキーグレージュと言います。こちらも、ブリーチなしのワンプロセスカラーなのです。
昨日投稿したのに、早くもアッシュ好きの皆様のお気に入りになっている模様。とても人気のカラーリングといえます。
こちらももちろん、ブルーレット、もとい、ブルーとマットを使いこなし、その髪質にドンピシャに合わせた配合で赤みを消しまくったカラー。
髪質に合わせてブルーとマットを使いこなす技術は、一石二鳥、あ間違えた、一朝一夕では身に付かないもの。
技術、経験、センス、経験、技術、バファリン(優しさ)が必要になり、毎日の積み重ね、そして「綺麗なアッシュに染め上げてさしあげたい。」という気持ちの強さが大事なのだ。
透明感溢れるこんなカラー。ぜひご参考下さいませ。