ブリーチなしのアッシュグレーカラーで君の心はイブラヒモビッチ。
あなたがこの記事を読んでいるということは、もしかするとブリーチなしでアッシュグレーに染めたい、と思ったからではないだろうか?
だとすると、この記事を見ているあなたはとても優秀だ。きっと学生時代も赤点とかとったことないだろう。
ちなみに僕は、一度だけ美術と体育以外全て赤点をとったことがある。この時、罰として球技大会に出れなかった過去があり、「フッ…2度と赤点なんて取らないぜ」と誓った次の試験で、たゆまない努力の結果見事赤点を2つ取得し、心から「どチクショウめ」と思った。
そんな僕の名前は楠本真澄。原宿、表参道で美容師をしております。普通にバカです。
透明感あるアッシュグレーカラーをブリーチしないで。
ブリーチなしでアッシュグレーにする場合、僕は特殊な配合で染めている。なぜかというと、「赤み」がバリバリにあるからだ。ブリーチをしていない髪には、多かれ少なかれ赤みが存在している。
赤みが存在していると、それはアッシュの邪魔になる。グリンピース嫌いな人が、グリンピース入りオムライスが出てきた時の切なさと同じような感覚だ。
違うか。
希望する美しいアッシュグレーに染めるために、赤みを消す、抑え込む薬剤の配合、そしてアッシュグレーの強い発色を同時に行えるレシピが必要不可欠なのだ。
こちらが、暗めのアッシュグレー。赤みなんてどこにもありません。探しても見つかりません。昨日から僕のリップクリームも見つかりません。
巻いたらこうなります。ハンパない透明感で、昼間の教会的な神々しさがありますね。
今の例えがわからないという方もいると思いますが、僕もです。
こちらの施術工程、カラー配合は、
- カウンセリング
- 根元リタッチ「6BA:8BA:CB5→1:1:10%」
- 中間〜毛先「8blul:MT7p:BV8→3:2:5%」
- ドライ塗布15分後流し
- 恋ダンス
- ブロー
- アイロン巻き
という感じです。
配合としては、ブルーをふんだんに使い、赤みを消しまくります。髪質によってブルーがややマットになる傾向があり、今回の場合は若干その可能性があったのでBVを少しだけ使用。
このBVを入れるか入れないかで実は以外と変わってきて、GLAYにTERUがいるかいないか、ぐらい変わってきます。
全ては、髪質に合わせた配合を。
よかったら、ぜひ。