憧れのグレージュカラーにブリーチなしで染めたいよね!
なかなかブリーチなしで綺麗に発色出来ない髪色「グレージュ」。
今回は、そんなグレージュカラーにブリーチなしで染めた
- スタイル
- 染め方のコツ
- 魅力
を存分にお教え致しましょう。
これの記事を見終わったあなたはきっと、グレージュに早く染めたい衝動に駆られ、夜も8時間しか眠れないことでしょう。
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。滑舌が残念なほうです。
目次
グレージュカラーにブリーチなしで染めてみたい。
本当に綺麗なグレージュに出来るのかい君は?というスマホの前のあなた。
そんな突拍子もないこと言うあなたには、プリングルス数十枚を丸ごと口に突っ込み、「く、苦しい、、、!!」や「い、息が、、出来ないっ、、、!!」や「………ピザ味?」と言うまで止めないことだろう。
ブリーチなしで染めたグレージュカラースタイル
それが、こちらになります。
これが僕の、グレージュカラー。
素晴らしい透明感と、赤みの無さ。
そして、圧倒的なグレーの強さが垣間見えますね。
こんな髪色にしたいっ!!とあなたは今窓を開けて叫びましたね?
散歩してる人とかびっくりするからやめてください。
グレージュカラーの染め方、レシピ
こんな髪色にどうやって染めるんだい!と疑問をもつ方も多いかと思いますが、今からゆっくりささっとお教え致します。
- ビフォアの髪の状態
髪質→やや柔らかめのやや細め。毛量は普通。
薬剤履歴→複数回のカラーリング済み。ストレートパーマやパーマはしていない。
ビフォアの明るいさ→8レベルのブラウン
好きなタイプ→優しくて、一緒にいて楽で、几帳面過ぎない人
ハマってるドラマ→東京タラレバ娘
これらのことを踏まえ、レシピを考えます。
①根元→OX4.5% 6BA:8BA:CB5 1:1:15%
②中間〜毛先→OX3% A8p:A7p:MT7p:8Blue 1:1:2:20%
BA、Blueはアソートアリア。
A、MT、CBはプロマスター。
OXは過酸化水素水。
数字は明るさ、または濃度。
- 根元のリタッチ部分に①を素早く丁寧に塗っていく。(1人で塗布でも10分以内)
- 根元塗布が終わり、すかさず②を中間〜塗布。(5分)
- 毛先は塗布せずに、クリア剤を残った薬剤に30%混ぜる。
- 毛先を塗布。(2分)
- 13分置く。
- しっかり乳化し、シャンプー。
という流れです。
3で言った「クリア剤」というものは、発色パワーを弱める、または色の過度な吸い込みを防ぐ役割があります。
なぜそうするのかというと、アッシュ系特有の分子や発色の特徴により、痛んでいるところは色が入り過ぎて暗くなってしまうからである。
5のトータルの置き時間は、髪質や薬剤濃度によって変わってきます。
そして、6の乳化が意外と大事で、丁寧にしっかり乳化することにより、今後の色落ちを防ぐ大きな効果があります。
塗布する時間ですが、全体で10分〜16分くらいで塗らないといけません。もっと時間がかかってくると、色落ちが早かったりムラになったりするのです。
僕のこだわりでもあり、染め方のコツでもありますが、
早く塗って長く置く。
これがかなり色持ちに繋がりますし、綺麗な発色に繋がります。
これを読んでも、経験の浅い方は基本的に、技術的にかなり難しいのでおすすめはしません。
まだまだ書かなければならないことはありますが、とにかく高度な技術力が必要不可欠になります。
ブリーチなしで染めるグレージュカラーの魅力
グレージュの魅力といえば、そりゃあもう、圧倒的な透明感とグレーの強さになります。
特に僕のグレージュは、グレーをかなり濃く発色させておりまして、お客様から大変ご好評いただいております。
そしてもちろん、ブリーチをしていないぶん、色持ち、手触り、ツヤ、がとても良好ですね。
あなたが嫌いな赤みも、かなり消せます。
まとめ
いかがでしたか?染め方やコツは少々難しいものがあるかもしれません。髪質によって薬剤レシピを変えることも難しいです。
しかし、あなたの悩みである、ブリーチなしで赤みのない透明感のある髪色に出来るのかな?というものが、少しでも解消されれば幸いです。
こんなグレージュカラーにしたい!という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。