シルバーアッシュのブリーチなし外国人風カラースタイル!

今回はブリーチをしないでシルバーアッシュに染めたスタイルや、コツ、染めるのが難しい髪質などについてご説明致します。
わたくし、原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。カラーリングをされているお客様のアッシュ系比率が95%くらいです。あと、好きな定食はチキン南蛮定食です。
目次
シルバーアッシュにブリーチなしで染めるには。
やっぱりシルバーアッシュにするためにはブリーチって必要なの?ブリーチなしでシルバーアッシュにするとどうなるの?
なんて疑問にお答えさせていただきます。
ブリーチとは
ブリーチとは、髪の中に存在するメラニン色素を破壊しまくるもの。僕達日本人の髪が黒いのはこのメラニン色素があるからなのだ。
ブリーチによりメラニン色素を削った髪は、黄色かったり黄色よりの白になります。その状態からアッシュやグレー、シルバーを入れると、それはとてもとてもナイスな髪色になるのだ。
しかし、、、綺麗な色を手に入れたはいいが、ブリーチにはデメリットがいくつか存在します。
- 痛みがヒドイ
- 色落ちが早過ぎる
- 印象が変わる
- 目立つ
ザッと言うとこんな感じです。
- 痛みがヒドイ
ブリーチをし色素を破壊する際、髪の中の健康を維持する成分も一緒に破壊してしまいます。
髪質によっては、1度のブリーチで髪が死ぬ場合もありますし、丈夫な髪でも何回もブリーチすると同じく死にます。
ちなみに、ブリーチで髪が死ぬとゴムのように髪が伸び縮みし、乾かす際には乾かなかったり
引っ張ると千切れたりします。
ブリーチをするにしても、連続でせず1回がオススメです。(プリンになってきたらその部分のみリタッチでブリーチするのがオススメ)
- 色落ちが早過ぎる
先ほど言った、「ブリーチをし色素を破壊する際、髪の中の健康を維持する成分も一緒に破壊してしまう」という成分の中には、カラー色素を髪の中に留めておく成分も破壊され少なくなります。
ですので、最初は綺麗な色に染まっても少しずつ、そして確実に色は抜けまくります。
- 印象が変わる
まぁこれはわかってブリーチする方が大半だと思いますが、黒髪や茶髪からいきなり金髪や銀髪になるので、多少ファッションが変わったりメイクが変わったりします。あと、彼氏とかに褒めてもらえないとイラつきます。
- 目立つ
綺麗な色に染めてトーンを落ち着かせても、早く抜けますのですぐ金髪っぽくなります。僕の経験談ですが、金髪の頃電車に乗ると乗った瞬間に3人くらいと目が合います。
あとこれはメリットですが、人と待ち合わせる時や先に飲食店に入り中で待ち合わせなどする際に、金髪を目印にするとわかりやすいのでとてもいいです。
と、ここまでブリーチのデメリットを書いてしまいましたが、僕は全然ブリーチ好きですし、したい方はバリバリブリーチしていい色にしています。嫌いなわけではありません。むしろ好きです。雪見だいふくくらい好きです。
メンズカラースタイル。ブリーチオンでホワイトシルバーに染めたお。 – (新)美容師楠本真澄のパパパナいブログ
ただ今回は、ブリーチなしで染めたいあなたのために書いておりますので、ご了承下さい。
ブリーチなしで染めたシルバーアッシュカラースタイル。
ここで、僕が提案するカラースタイルをご紹介致します。
こちらです。
いかがでしょうか?
あなたは、あまりの綺麗さに膝から崩れ落ちたんじゃありませんか?
僕は、膝から崩れ落ちてうんち漏らしました。
ブリーチなしで染めたシルバーアッシュですが、赤みが無く透明感溢れる髪色になっております。
ブリーチをしたシルバーアッシュに比べるとやはり、透明度やシルバーの強さが足りませんが、先ほど記述したデメリットを考えると、このカラースタイルも全然ありなのでは?と感じます。
ブリーチなしシルバーアッシュに染めるコツ
コツとしては、まず美容院に行きましょう。自分で染めるというのは諦めましょう。
「ブリーチしないでシルバーアッシュに市販のカラー剤で自分で染めれる」という言葉は、「マラソン一緒に走ろうね」という言葉と同じくらい信じられないことです。
市販の薬剤で染めると普通の茶色とかになるのでやめておきましょう。あと、痛みます。
- 染まりづらい髪の状態
基本的に、素の髪の状態から染まりづらい、というのはありません。どんなに赤みが強くて太い髪質の方でも、僕はそれを踏まえ染めております。
しかし、様々な薬剤の履歴によっては、難しい場合もありますので記述させていただきます。
- 黒染めをバッチリしている方
これはもう、アウトです。シルバーアッシュとかにする前にまず黒染めを取り除き明るくすることを考えましょう。例えるなら、インサイドキックが出来ないのにサッカー選手になりたい、とか言うことです。
- 強めの縮毛矯正、デジタルパーマをかけている方
これは状態によっては出来ない可能性があります。重度のタンパク変性を引き起こしている場合は難しいと言えるでしょう。(僕はそれでもやりますが、写真のような感じよりかはややクオリティが下がります)
重度のタンパク変性とは、説明すると長くなりますが、あれです、アッシュの透明感を邪魔しちゃうのです。
どのくらい邪魔しちゃうのかと言うと、サッカーのフリーキックの時の敵の「壁」くらいです。
まとめ
様々な条件や状態などありますが、割としやすい髪質、状態の方が多いかと思います。
ちゃんと染まるかな。綺麗に染まるかな。と不安を感じる方もいらっしゃいます。しかし、きちんとした技術、きちんとした施術、赤みを消すオリジナルレシピ、などがあれば、ブリーチなしでもシルバーアッシュに出来ることでしょう。
よかったらぜひ、ご参考下さい。